宇佐見りんの「くるまの娘」を読んだ!
宇佐見りんの「くるまの娘」(河出書房新社:2022年5月30日初版発行)を読みました。 車で祖母の葬儀に向かう、17歳のかんこたち一家。思い出の景色や、車中泊の密なる空気が、家族のままならさの根源にあるものを引きずりだしていく。...
View Articleアーサー・ペン監督の「俺たちに明日はない」を観た!
アーサー・ペン監督の「俺たちに明日はない」をテレビで放映していたので、録画して観ました。誰もが知っている名作です。僕も何度も観ている映画です。当然、このブログでも書いていたと思ったのですが、なんと、ここで初めて取り上げることになりました。 主演は、ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイ、適役でしかも名演技です。ラストの銃撃戦でズタズタに撃ち殺される、映画史上、記憶に残るシーンです。...
View Article別冊100分de名著「パンデミックを超えて」!
パンデミック 「100分deパンデミック論」の放映後、放送は再放送もあり、何度か見直しました。皆さん、語りが上手い。 「100分deパンデミック論」を観た! 「100分deパンデミック論」100分deパンデミック論:100分 de 名著 (nhk.or.jp)...
View Article世田谷文学館で「ヨシタケシンスケ展 かもしれない」を観た!
「ヨシタケシンスケ展 かもしれない」チラシ 「ヨシタケシンスケ展 かもしれない」案内板 「世田谷文学館」館銘板 つまんないかおでしゃしんをとろう! 世田谷文学館で「ヨシタケシンスケ展...
View Article田沼武能さん死去 世界の子どもたち撮影 93歳
昨日の朝日新聞に「田沼武能さん死去 世界の子どもたち撮影 93歳」と出ていました。 「共感と励まし レンズ通し」という勝又ひろしさんの評伝が出ていました。また、黒柳徹子さんは「子供を撮ったら世界一」と、コメントを寄せています。 朝日新聞:2022年6月3日 以下、世田谷美術館で開催された「田沼武能写真展」の記事を再掲します。タイトルは「田沼武能写真展...
View Article府中市美術館で「孤高の高野光正コレクションが語る ただいま やさしい明治」(前期)を観た!その1
「ただいま やさしい明治」チラシ 府中市美術館で「孤高の高野光正コレクションが語る ただいま やさしい明治」(前期)を観てきました。 展示品リストによれば総数364点に特別展示が5点、作品によっては前期と後期に分かれて展示されますが、それにしてもすごい。それもほとんどが個人のコレクターの蒐集品だというから、驚きです。 「府中市美術館」外観 「ただいま やさしい明治」案内板 「ただいま...
View Article府中市美術館で「孤高の高野光正コレクションが語る ただいま やさしい明治」を観た!その2
「ただいま やさしい明治」チラシ 府中市美術館で「孤高の高野光正コレクションが語る ただいま やさしい明治」(前期)を観てきました。 展示品リストによれば総数364点に特別展示が5点、作品によっては前期と後期に分かれて展示されますが、それにしてもすごい。それもほとんどが個人のコレクターの蒐集品だというから、驚きです。 「府中市美術館」外観 「ただいま やさしい明治」案内板 「ただいま...
View Articleヤマザキマリの「壁とともに生きる わたしと「安倍公房」」を読んだ!
ヤマザキマリの「壁とともに生きる わたしと「安倍公房」」(NHK出版新書:2022年5月10日第1刷発行)を読みました。...
View Articleアンジェイ・ワイダ監督の「カティンの森」を(再び)観た!
むかし、テレビで放映していたのを録画し、DVDの落としたものが保存してありました。アンジェイ・ワイダ監督の「カティンの森」です。ロシアとウクライナの不穏な情勢の中で、もう一度見直してみるのもいいかなと思いました。 プレミアムシネマ「カティンの森」5月23日(金) 11:45PM (2H05M) NHKBSプレミアム(年号は分からず) 以下、KINENOTEによる。...
View Article永田和宏の「あの胸が岬のように遠かった 河野裕子との青春」を読んだ!
永田和宏の「あの胸が岬のように遠かった 河野裕子との青春」(新潮社:2022年3月25日発行)を読みました。河野裕子の日記や歌を使ってはいますが、永田和宏の青春時代の自叙伝と言えるでしょう。 この本が原作のNHKテレビドラマ、「あの胸が岬のように遠かった~河野裕子と生きた青春」も、もちろん観ました。本に書いてあるエピソードが、ドラマの中で各所に散りばめられていました。...
View Article[飛ぶ教室]安倍公房”砂の女”にいま学ぶこと!
ハイジさんのブログに、以下のようにありました。ハイジのブログ (ameblo.jp) 芒種(ぼうしゅ)と題した6月7日のブログです。 先々週だったかいつものように高橋源一郎の飛ぶ教室を聞いていたその日は私の大好きな伊藤比呂美の人生相談があった 相談の一つに「傷つきやすい」というのがあった高橋源一郎氏も伊藤比呂美氏も人は誰でも傷つきやすいわよね、と言う...
View Articleルキノ・ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」を(再び)観た!
ルキノ・ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」、テレビで放映していたので、録画してじっくり観ました。今まで何度も観ていて、どうしてブログに書いていなかったのか、不思議です。 この映画に「あじさ」」が何回も出てくるのを指摘されていた方がいましたが、そこまで注意深く見ている人がいるのかと感動しました。...
View Article松村淳の「建築家の解体」を読んだ!
松村淳の「建築家の解体」(ちくま新書:2022年6月10日第1刷発行)を読みました。 松村淳の前著、「職業としての建築家の社会学 建築家として生きる」が刊行されたのが3月30日、(たぶん)それを見た筑摩書房の編集者・柴山浩紀さんが松村に声をかけたのが、この本の成り立ちのようです。柴山さんは名うての編集者、あちこちにアンテナを張っているようです。...
View Article岩波ホールで「歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡」を観た!
岩波ホールで「歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡」を観てきました。岩波ホールは2022年7月29日で閉館となります。この映画が、最後の上映作品となります。 「神保町・岩波ビル」岩波ホールは最上階にあります。僕はここで映画鑑賞中に東日本大震災に遭いました。 「地下1階掲示板」地下鉄神保町駅とここで接続しています。 キーワードは「ノマディズム/放浪」!...
View Articleヴァージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」を読む!(再掲)
NHK「100分deパンデミック論」のなかで、4人の論者のうち、小川公代がヴァージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」を取り上げていました。再放送もあり、そして別冊NHK100分de名著「パンデミックを超えて」にもなりました。「100分deパンデミック論」を観た!...
View Articleまたまた「駅・STATION」を観た!(再掲)
高倉健の「駅・STATION」、テレビで放映されていました。ビデオに録画して、夜中に一人で一気に観ました。 シネマクラッシュ「駅・STATION」2022年6月12日(日) 6:55PM(2H30M) BSテレ東 以下、15年前に書いたブログです。またまた 「駅・STATION」を観た!まったくそのまま手を加えず再掲します。...
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