ルシア・ベルリンの「すべての月、すべての年」を読んだ!
ルシア・ベルリンの「すべての月、すべての年」(講談社:2022年4月20日第1刷発行)を読みました。 以下は、ルシア・ベルリンの「掃除婦のための手引き書」を読んだときに破れかぶれで書いたものです。まったく支離滅裂!...
View ArticleBunkamuraル・シネマで「さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について」を観た!
Bunkamuraル・シネマで「さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について」を観てきました。 時代は1931年のベルリン、八方ふさがり、若者には厳しい時代です。どちらへ行くべきか・・・。それにしても、よくわからない映画です。そのわからなさが、ひたひたと迫る戦争の時代を表しているのかも?...
View Article金原ひとみの「fishy」を読んだ!
金原ひとみの「fishy」(朝日新聞出版:2020年9月30日第1刷発行)を読みました。 「fishy」とは、「fish」に「y」を付けたもの。その意味は、怪しい、いかがわしい、うさんくさい、魚の、魚の多い、魚からなる、魚のような、生臭い、どんよりした、無表情の。どっちにしても、あまりいい意味ではなさそうです。...
View Articleロミー・シュナイダー、ジャン・ルイ・トランティニャン主演の「離愁」を観た!
ジャン=ルイ・トランティニャンさん死去 「男と女」「モード家の一夜」…60年代仏映画の代表的俳優名作「男と女」などに出演し、フランスを中心に映画界で大きな役割を果たした俳優、ジャン=ルイ・トランティニャンさんが亡くなりました。91歳でした。...
View Article西村賢太の「雨滴は続く(未完)」を読んだ!
芥川賞作家の西村賢太さんが5日、東京都内の病院で死去した。54歳だった。芥川賞作家の西村賢太さんが5日、東京都内の病院で死去した。 西村賢太の「雨滴は続く(未完)」(文芸春秋:2022年5月30日第1刷発行)を読みました。連載最終回の執筆途中に著者が急逝したため、本作は未完の遺作となりました。...
View Articleデニス・ホッパー監督の「イージー・ライダー」を観た!
世界サブカルチャー史 欲望の系譜選 アメリカ幻想の70S2022年6月18日(土) 10:30PM(1H30M) NHKBSプレミアム たまたまNHKBSの「世界サブカルチャー史」を観ていたら、大きく「イージー・ライダー」が取り上げられていました。 「イージー☆ライダー」1969年公開監督:デニス・ホッパー...
View Article栗原康の「アナキスト本をよむ」を読んだ!
栗原康の「アナキスト本を読みました。というのは、うそです。 購入しただけで「積読」状態ではもったいない。とはいえ、この手の本、すべてを読むのはとてもじゃないけど不可能、というほかない。なにしろ、幅が広く、奥が深い。まあ、ほんの数冊ですけど、持ってはいますが、いつ読めるか…。 僕が栗原康の本を読むきっかけは、「村に火をつけ、白痴になれ...
View Article古市憲寿の「10分で名著」を読んだ!
古市憲寿の「10分で名著」(講談社現代新庫:2022年5月20日第1刷発行)を読みました。 古市憲寿は、初期の、芥川賞候補作など数冊、読みました。コメンテーターとして、テレビで観ることもありました。どういう人かはよくわかりません。社会学者、と名のっているようですが・・・。最近、「ヒノマル」という長篇小説が出たようですが、購入するまでには至っておりません。...
View Article「うた日記」の鴎外 永田和宏!
朝日新聞:2022年6月24日 軍医でもある森鴎外は従軍中の詩歌を集めた「うた日記」の冒頭に、こんな趣旨の作品を載せた。「世の批評家よ、あんまりうるさく咎(とが)めてくれるな。日記の歌がみんな秀歌だったら、俺は歌の聖(ひじり)だろうよ」歌人永田和宏さんが「図書」5月号で紹介しつつ、「思わず頬が緩んでしまう」と書いていた。「天声人語」より...
View Article高瀬隼子の芥川賞候補作「おいしいごはんが食べられますように」を読んだ!
高瀬隼子の芥川賞候補作「おいしいごはんが食べられますように」を読みました。わりと気持ちよく読めました。 年に2回ある芥川賞(ここでは直木賞は無視します)、長年の習慣で、読まなきゃならないし、ブログに書かなきゃならないので、ホント、憂鬱です。なんと今回の候補作は全員が女性だそうです。...
View Article新宿武蔵野館で、シアン・ヘダー監督・脚本の「コーダ あいのうた」を観た!
新宿武蔵野館で、シアン・ヘダー監督・脚本の「コーダ あいのうた」を観てきました。 以下、KINENOTEによる。...
View Article千葉雅也の「現代思想入門 人生が変わる哲学。」を読んだ!
千葉雅也の「現代思想入門 人生が変わる哲学。」(講談社現代新書:2022年3月20日第1刷発行、2022年4月8日第3刷発行)を読みました。 千葉雅也の作品は、芥川賞候補作を二作品を読んだだけです。そのつながりで買ってはみたけれど、これは言うのも恥ずかしい、僕のもっとも不明な分野の話です。...
View Article「めぐりあう時間たち」を観た!(再掲)
NHK100分de「パンデミックを超えて」のなかで、小川公代さんが、ヴァージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」を取り上げて、熱く語っていました。その熱が冷めないうちに、録画してあった映画「めぐりあう時間たち」を観直しました。それにしても三人の大女優の饗宴、長く語り継がれる映画です。...
View Article早間玲子編訳「構築の人、ジャン・プルーヴェ」を読んだ!
早間玲子編訳「構築の人、ジャン・プルーヴェ」を読みました。ジャン・プルーヴェのことを建築家とは言わない。早間玲子は「構築の人」と言いました。これはまさに的確です。...
View Articleジョージ・スティーヴンス監督の「陽のあたる場所」を(再び)観ました!
ジョージ・スティーヴンス監督の「陽のあたる場所」、テレビでまたまた放映されていたので、録画して再び観ました。DVDも持ってます。 シネマ「陽のあたる場所」2022年6月30日(木) 1:00PM(2H05M) NHKBSプレミアム 以下、過去に書いた記事を、そのまま再掲します。...
View Article鈴木凉美の芥川賞候補作「ギフテッド」を読んだ!
鈴木凉美の芥川賞候補作「ギフテッド」を読みました。第167回芥川賞候補作を読むのは五作目、候補者全員が女性という、前代未聞の出来事です。 さて、「ギフテッド」とはなにか?ウィキペディアには、以下のようにあります。ギフテッド(英:...
View Article府中市美術館で「孤高の高野光正コレクションが語る ただいま やさしい明治」(後期)を観た
「ただいま やさしい明治」チラシ 府中市美術館で「孤高の高野光正コレクションが語る ただいま やさしい明治」(後期)を観てきました。 展示品リストによれば総数364点に特別展示が5点、作品によっては前期と後期に分かれて展示されますが、それにしてもすごい。それもほとんどが個人のコレクターの蒐集品だというから、驚きです。 「府中市美術館」外観 「ただいま やさしい明治」案内板 「ただいま...
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