府中市美術館で「孤高の高野光正コレクションが語る ただいま やさしい明治」(前期)を観てきました。
展示品リストによれば総数364点に特別展示が5点、作品によっては前期と後期に分かれて展示されますが、それにしてもすごい。
それもほとんどが個人のコレクターの蒐集品だというから、驚きです。
孤高の高野光正コレクションが語る
ただ いま やさしき明治
開催概要:
明治の画家たちは、日本の自然のすばらしさや心のやさしさを誇るかのように堂々と海外に示しました。
来日した英国をはじめとする外国の画家たちも、みずみずしい風景を描き、本国に持ち帰りました。
このように海外に散在した「日本」を、ひとりのコレクターが半生をかけ蒐集したコレクションを、京都につぎ東京で初公開します。
2019年に当館で開催した「おかえり 美しき明治」展に続き、明治のやさしさをお届けする展覧会です。
見どころ:
みどころ1 明治の穏やかな優しさ
今は失われてしまった明治の風景、風物、人々の生活に溢れる「喜び」や「やさしさ」を、瑞々しい水彩画に見ることができます。
みどころ2 知られざる来日画家たち/明治日本のみずえの画家たち
これまであまり知られてこなかった欧米諸国からの来日画家たちと、明治期の日本で西洋画に取り組んだ日本人画家たち、あわせて約77名を一挙紹介します。
みどころ3 孤高の高野光正コレクション
実業家高野光正氏は、コレクションの対象を日本から海外に渡った作品に定め、半生をかけて約700点を蒐集し里帰りさせました。本展では約300点を厳選して紹介します。
京都国立近代美術館で開催された「発見された日本の風景」展に続き、ほとんどが東京で初公開となる作品です。
展覧会の構成は、以下の通りです。(図録による)
序章 明治洋画史を眺める
第一章 明治の日本を行く
第二章 人々の暮らしを見る
第三章 花に満たされる
ここでは「その1」と「その2」に分けて、以下の載せます。
序章 明治洋画史を眺める
第一章 明治の日本を行く
以下、「その2」へ
「府中市美術館」ホームページ
発見された日本の風景
美しかりき明治への旅
編集:梶岡秀一(京都国立近代美術館)
毎日新聞社
発行:毎日新聞社
©2021毎日新聞社
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