山極寿一の「京大学長、ゴリラから生き方を学ぶ」を読んだ!
山極寿一の「京大学長、ゴリラから生き方を学ぶ」(朝日文庫:2020年5月30日第1刷発行、2020年12月30日第2刷発行)を読みました。 この本を読む直接のきっかけは、山極寿一×小川洋子の「ゴリラの森、言葉の海」を読んだことによります。山極寿一×小川洋子の「ゴリラの森、言葉の海」を読んだ!...
View Article下北沢シネマで、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」を観た!
下北沢シネマで、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。 2021年8月に公開された作品。その後、海外で高く評価され、やっと日本でも評価されつつ作品です。ドライブ・マイ・カー」はビートルズの作品です。が、主題歌には使われなかったようです。安易にビートルズを使いすぎる。...
View Article100分de名著「金子みすゞ詩集」!
昨晩、第1回目の放送がありました。 100分de名著「金子みすゞ詩集」!指南役】松本侑子…作家、翻訳家。みすゞと、 脚本家の弟・上山雅輔の伝記小説『みすゞと雅輔』を発表。【朗読】石橋静河(俳優)【語り】加藤有生子 NHK Eテレ放 送:月曜日午後10:25~10:50再放送:水曜日午前05:30~05~55 午後00:00~00:25...
View Article岩波ホール、7月29日閉館。コロナで経営悪化!
僕にとっては、というか、多くの良質な映画ファンにとっては、このニュースは衝撃的です。いや~っ、驚きです。 2022年01月11日(火)2022年7月29日(金)を以て営業終了のお知らせ岩波ホールは、2022年7月29日(金)を以て閉館いたします。新型コロナの影響による急激な経営環境の変化を受け、劇場の運営が困難と判断いたしました。1968年2月から多目的ホールとして開館しました。故...
View Articleヨックモックミュージアムで「地中海人ピカソ 神話的世界に遊ぶ」を観た!
「地中海人ピカソ 神話的世界に遊ぶ」チラシ 「ヨックモックミュージアム」正面外観 ヨックモックミュージアムで「地中海人ピカソ 神話的世界に遊ぶ」を観てきました。2021年10月26日にオープンしたばかりの新しい美術館です。「地中海人ピカソ」は開館第2弾です。僕は今回、はじめて行ってきました。...
View Article小川洋子の「遠慮深いうたた寝」を読んだ!
小川洋子の「遠慮深いうたた寝」(河出書房新社:2021年11月30日初版発行)を読みました。 まとまった小説を読みたいと思い本屋をぶらぶらしていると、本屋の本棚の隅の方に、この本がひっそりと眠っていました。おお、これだ、これだ!なんと小川洋子の9年ぶりのエッセイ集です。 九谷焼風のクールな表紙がすばらしい。名久井直子の装幀、装画は上出惠悟。...
View Article繊細でたおやかな鏑木清方の「風俗画」ワールド
東京国立近代美術館で「没後50年鏑木清方展」が開催されます。2022年3月18日~5月8日 繊細でたおやかな鏑木清方の「風俗画」ワールド...
View Article「ゲージュツ等々」2021年(1月~12月)のまとめ!
「ゲージュツ等々」2021年(1月~12月)のまとめ! ベストテンというわけではないけど、とりあえずよかったと思う展覧会を、下に挙げておきます。 東京藝術大学大学美術館で「渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画」を観た!東京国立近代美術館で「あやしい絵展」を観た!その1東京国立近代美術館で「あやしい絵展」を観た!その2横浜・そごう美術館で「近代日本画の名作選展...
View Article「本でも読んでみっか」、 2021年(1月~12月)のまとめ!
「本でも読んでみっか」、2021年(1月~12月)のまとめ! 特に決まったジャンルを読むでなく、手当たり次第に読んでいるので、今年は特にバラバラな印象が強くあります。本屋へはほとんど行かずに、アマゾンで注文していますが、やはり本屋で平積みされている売れ筋の本を見るのも、この時節では気晴らしの一つでもあるので、時々は本屋に足を運びますが…。...
View Article井上章一×青木淳の「イケズな東京 150年の良い遺産、ダメな遺産」を読んだ!
井上章一×青木淳の「イケズな東京 150年の良い遺産、ダメな遺産」(中公新書ラクレ:2022年1月10日発行)を読みました。 井上さんは相変わらずの京都ネタで攻めています。最近は切れ味が鈍っているかも?青木さんはこのような本には初めての登場です。なかなか文章も読ませます。...
View Article第166回芥川賞・直木賞決まる!
朝日新聞:2022年1月20日 第166回芥川賞・直木賞が決まりました。(ここでは芥川賞に限ります) 1/19(水) 18:31配信 文春オンライン1月19日、第166回芥川龍之介賞(日本文学振興会主催)の選考会が東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、砂川文次さん(31)の「ブラックボックス」(群像8月号)が選ばれた。...
View Article大田記念美術館で「江戸の恋」を観た。
「江戸の恋」チラシ 「太田記念美術館」外観 大田記念美術館で「江戸の恋」を観てきました。副題には「純愛、悲恋、危険な恋―江戸の恋バナ集めました」とあります。...
View Article「なぜかケンチクでも」、2021年(1月~12月)のまとめ!
去年末に亡くなったリチャード・ロジャーズの伝記動画「The life and designs of Richard Rogers」をYouTubeで観ることができました。https://www.youtube.com/watch?v=F2anPY1sMZI 「なぜかケンチクでも」、2021年(1月~12月)のまとめ!...
View Article金原ひとみの「アンソーシャル ディスタンス」を読んだ!
金原ひとみの「蛇にピアス」は芥川賞を受賞した時に読んでいます。なんと言っても綿矢りさとの芥川賞同時受賞が社会的な事件であり、大きな話題となりました。が、吉高由里子の主演の映画「蛇にピアス」が、僕は圧倒的に印象に残っています。その後、綿矢りさは少しは読んでいますが、金原ひとみは全く読んでいないんですよね。 第57回谷崎潤一郎賞を受賞した「アンソーシャル...
View Article高橋源一郎×斎藤美奈子の「この30年の小説、ぜんぶ」を読んだ!
高橋源一郎×斎藤美奈子の「この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた」(河出新書:2021年12月30日初版発行)を読みました。 「バブル崩壊」、「東日本大震災」、そして「コロナ禍」、長いですね。2011年、金原ひとみの「マザ-ズ」、西村賢太の「苦役列車」から、2021年、乗代雄介の「旅する練習」、金原ひとみの「アンソーシャル...
View Article石牟礼道子の「魂の秘境から」を読んだ!
石牟礼道子の「魂の秘境から」(朝日文庫:2022年1月30日第1刷発行)を読みました。 本の帯で池澤夏樹は、以下のように書いています。たぶん石牟礼道子は初めから異界にいた。そこから「近代」に異域に押しだされた水俣病の患者たちとの連帯が生まれtのだろう。 世界的文学「苦海浄土」の著者による、水俣・不知火海の風景の記憶と幻視の光景。遺作...
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