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ヨックモックミュージアムで「地中海人ピカソ 神話的世界に遊ぶ」を観た!

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「地中海人ピカソ 神話的世界に遊ぶ」
チラシ

 

「ヨックモックミュージアム」正面外観

 

ヨックモックミュージアムで「地中海人ピカソ 神話的世界に遊ぶ」を観てきました。2021年10月26日にオープンしたばかりの新しい美術館です。「地中海人ピカソ」は開館第2弾です。僕は今回、はじめて行ってきました。

 

「ヨックモックミュージアム」について

洋菓子の製造、販売を手掛ける「ヨックモック」が、30年以上かけて収集したピカソのセラミック作品のコレクションを展示する美術館。創業者、藤縄則一の「菓子は創造するもの」という想いを受け継ぎ、その言葉やお菓子と共鳴するコレクションは、ピカソの許可のもと厳重に管理をされ制作された「エディション」と呼ばれる作品を中心に収集したもので、約500点を収蔵する。さまざまな切り口で、このコレクションを紹介する展覧会を行うほか、独自の教育プログラムやイベントも企画している。ヨックモックグループのスイーツを楽しめるカフェをはじめ、ショップやライブラリーも併設。

 

展覧会概要
生涯を通じて「地中海人」であり続けたピカソ。
第二次大戦後に地中海沿岸に戻ってきたピカソが作陶のモチーフとしたのは、地中海世界に古代から伝わる神話世界の住人たちや身近な自然界の動物たち、愛する闘牛などでした。


本展覧会では「地中海人」であり続けたピカソの在りようを、彼が取り上げたモチーフをもとに読みときます。

 

1章 神話世界と動物たち
温暖な気候と豊かな海の幸に恵まれ、地中海沿岸には古代より文明が栄え豊穣な神話的世界が育まれていました。
この章ではピカソが好んで描いた神話世界の住人たちを取り上げ、地中海文化の精神性がピカソに与えた影響を探ります。

 

2章 プロヴァンスの幸と鳥たち
ピカソが陶器制作をおこなっていたプロヴァンス地方は、豊かな自然環境の中、豊富な農作物や海産物に恵まれた地域でした。
彼は、日常の食卓を賑わせたであろうそれらの食物、そして身近にいた鳩や梟を作品に残しました。
この章では、ピカソがモチーフとして取り上げた魚や鳥たちの作品を通して、ピカソが日常にむけた眼差しをたどります。

 

3章 闘牛:古代地中海世界からの儀式
スペイン人であるピカソの闘牛好きは有名でした。
彼は闘牛のシーンを、絵画作品だけではなく陶器作品にも数多く取り上げました。 若い頃にスペインを離れ、帰国することのなかったピカソの故国への想いがあるのかもしれません。
この章では、闘牛を扱った作品からピカソの心の内をのぞきます。

 

4章 人間愛とヌード賛美
ピカソは人間を愛し人間を描いた画家でした。
彼が陶器制作をおこなっていた時期、二人の女性がピカソのパートナーとなりモデルとなりました。
この章では、この二人の女性、フランソワーズ・ジローとジャクリーヌ・ロックがどのようにピカソの作品に反映されたかを通し、人間の心理までも洞察するピカソの眼を見出します。

 

以下、展示された作品の一部を

 

1章 神話世界と動物たち

 

「牧神パンの頭部」1947年10月11日

 

「山羊の頭部と山羊」1952年

 

「神話の人像と頭」1954年

 

「ポモナ:女性の顔」1968年12月/1969年1月

 

2章 プロヴァンスの幸と鳥たち

 

「白地の上の魚」1952年

 

「3匹の鯛」1948年

 

「藁床の上の鳩」1949年

 

「魚」1950年6月29日

 

「梟」1953年

 

3章 闘牛:古代地中海世界からの儀式

 

「観客がいる闘牛」1950年6月11日

 

「闘牛の鳥形大花瓶」1953年6月22日

 

「勇猛な牡牛」1955年3月29日

 

4章 人間愛とヌード賛美

以下、作品タイトルは後日

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「ヨックモックミュージアム」ホームページ

ヨックモックミュージアム (yokumokumuseum.com)

 

「地中海人ピカソ 神話的世界に遊ぶ」

展覧会図録

監修:大高保二郎(早稲田大学名誉教授)

編集:ヨックモックミュージアム学芸員

発行:ヨックモックミュージアム


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