「学問の神様 湯島天神」へ行ってきました!
表鳥居(東京都指定有形文化財)
この鳥居は銅製で、寛文7年(1667)同8年の刻銘があり、この時期に寄進された物です。数度の修理を重ねて維持されてきましたが、都内に遺存する鋳造の鳥居としては時代も古く、製作も優秀なもので、昭和45年8月に東京形文化財に指定されました。鳥居の様式は神明鳥居といわれるもので、横木が二重になり、反りをもって、柱が内側に傾いています。横木の上の方を笠木、下の方を島木といいます。鳥居の大きさは、柱の下から上端についた台輪までの長さが3.88m、笠木上端の長さが6.81mです。
総檜造りの社殿
新社殿は、ご本殿と、参拝する人のための拝殿が幣殿で結ばれている「権現造り」の建築様式で、日本古来の「木の文化」を象徴する純木造である。現在の建築基準法では、たとえ社寺建築であろうと防火地域では新たに木造建築は認められていないのだが、万全の防災設備をととのえ、(財)防災性能評定委員会の一年近い慎重審議を経て、建設大臣認定第一号として特に木造建築が許可された。建材は、営林署と木曽木材組合の全面的な協力を得て、樹齢二百五十年といわれる木曽檜を使用しています。 旧社殿の土蔵造りは、江戸幕府が頻繁に起こる火災のため、「焼け跡に建てる家はすべて塗家土蔵造り、瓦屋根にせよ」という防火対策を引き継ぎ、明治十八年に立て替えたものです。新社殿の外観上、特に目につくのは正面屋根の大きな三角部分です。これは神社の地形を考慮したもので、神社の南側の通りに面した鳥居のある場所が社殿の場所と約一メートルの高低差があるため、「妻」と称される三角部分をより大きくして拝殿を立派に見せています。さらに本殿は拝殿より高いのが原則ですから、本殿の屋根をより大きくして立派なものにしています。
(「湯島天神」ホームページより)
牛像(撫で牛)
筆塚(泉鏡花)
拝殿が幣殿で結ばれている「権現造り」の建築様式
たくさんの絵馬!
天神石坂(天神男坂)
三十八段の石段坂である。別名は天神男坂。すぐわきにある、ゆるやかな坂・女坂に対して男坂という。
江戸時代の書物”御府内備考”によると、湯島神社(天神)参拝のための坂であったが、その後、本郷から上野広小路に抜ける通り道になったという。
(文京区教育委員会 平成3年3月)
「学問の神様 湯島天神」公式サイト
湯島天神公式サイト (yushimatenjin.or.jp)
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