下北沢シネマで、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。
2021年8月に公開された作品。
その後、海外で高く評価され、やっと日本でも評価されつつ作品です。
ドライブ・マイ・カー」はビートルズの作品です。
が、主題歌には使われなかったようです。
安易にビートルズを使いすぎる。
原作が村上春樹ということも、評価に影響されているようです。が、しかし、僕は村上春樹は認めていないし、著作も一冊も読んでいません。まあ、その禁を破って、観に行ってきました。
結果は、と言えば、よく分からない映画でした。
海外ではこういう分かったようで分からない映画が評価されるんですね。
作中、「ゴドーを待ちながら」や「ワーニャおじさん」が出てきますが、僕にはまったく理解できませんでした。
演出家の家福が、あまりにも高姿勢で、廻りな納得していない。
家福とみさきの関係が、描き切れていません。
どうして巨大ゴミ焼却場なのかもわかりません。
解説:
村上春樹が2013年に発表した短篇小説に、カンヌ・ヴェネチア・ベルリンをはじめ国際映画祭で高い評価を得た濱口竜介が挑む意欲作。舞台俳優の主人公・家福(かふく)に西島秀俊、ヒロインのみさき役に三浦透子を迎え、愛と喪失、希望の物語が紡がれる。濱口竜介は東京藝術大学大学院映像研究科で黒沢清に師事し、修了制作作品「PASSION」が2008年・第56回サンセバスチャン国際映画祭で注目を浴びた。その後、「ハッピーアワー」が2015年・第68回ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。2018年の商業映画デビュー作「寝ても覚めても」はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品。さらに2020年、脚本を担当した黒沢清監督「スパイの妻<劇場版>」がヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)に輝く。また、公開を控える監督作「偶然と想像」は2021年・第71回ベルリン国際映画祭銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞するなど、いま世界中から注目を集めている逸材だ。今回、濱口竜介と初タッグを組む西島秀俊は、2005年に市川準が監督した「トニ―滝谷」でナレーションを担当し、村上春樹作品を経験済み。濱口の師匠筋にあたる黒沢清監督の「ニンゲン合格」(98)や「クリーピー 偽りの隣人」(16)で主演を務めたこのベテラン俳優を濱口がいかに演出するのか期待が高まる。一方、ヒロインの三浦透子は「ロマンスドール」「おらおらでひとりいぐも」の演技に加えて、「天気の子」の主題歌を歌ったことで人気急上昇中の女優・アーティスト。本作では、主人公の愛車を運転する、寡黙でありながら芯のあるドライバーみさきを演じている。さらに、物語を大きく動かすキーパーソンの俳優・高槻役には、Arc アーク」など公開作が目白押しの岡田将生、秘密を抱えたままこの世を去る家福の妻・音役を、村上春樹の長篇の映画化「ノルウェイの森」の霧島れいかが演じている。
あらすじ:
舞台俳優・演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻がある秘密を残したまま突然この世を去ってしまう。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は愛車のサーブで広島へと向かう。そこで出会ったのは、寡黙な専属ドライバーみさきだった。喪失感を抱えたまま生きる家福は、みさきと過ごすうちに、それまで目を背けていたあることに気づかされていく。
「ドライブ・マイ・カー」公式サイト
映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト (bitters.co.jp)
「ドライブ・マイ・カー」予告編
映画「ドライブ・マイ・カー」予告編(出演:西島秀俊 ) - YouTube
朝日新聞IGTAL:2022年1月10日
米アカデミー賞の前哨戦とされる第79回ゴールデングローブ賞が9日発表され、村上春樹さんの短編小説が原作の「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)が非英語映画賞(旧外国語映画賞)を受賞した。主催するハリウッド外国人記者協会が発表した。配給元によると、日本映画の同賞の受賞は62年ぶりという。