磯田道史の「日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで」を読んだ!
磯田道史の「日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで」(中公新書:2022年11月25日初版、2022年12月25日3版)を読みました。...
View Article太田美術館で「浮世絵と中国」を観た!
「浮世絵と中国」チラシ 「太田記念美術館」正面外観 太田美術館で「浮世絵と中国」を観てきました。 展覧会の構成は、以下の通りです。 I 18世紀の浮世絵と中国―初期浮世絵から寛政の改革―Ⅱ 19世紀の浮世絵と中国―北斎の台頭から明治時代―Ⅲ...
View Articleローベルト・ゼーターラーの「ある一生」を読んだ!
ローベルト・ゼーターラーの「ある一生」(新潮クレスト・ブックス:2019年6月25日発行、2022年11月5日5刷)を読みました。どういう経緯でこの本を手にしたのかはよく覚えていません。ローベルト・ゼーターラーの本、購入したのは「野原」(新潮クレスト・ブックス:2022年10月25日発行)が先でしたが、すぐ後に「ある一生」を購入しました。...
View Article小川洋子の「小川洋子の偏愛短篇箱」を読んだ!
小川洋子の「小川洋子の偏愛短篇箱」(河出文庫:2012年6月20日初版発行、2022年10月30日5刷発行)を読みました。本書は2009年3月、単行本として刊行されたものです。 「この箱を開くことは、片手に顕微鏡、片手に望遠鏡を携え、短篇という王国を旅するのに等しい」小川洋子が「奇」「幻」「凄」「彗」のこだわりで選んだ短篇作品集。谷崎から田辺聖子まで。各作品ごとに書き下ろしエッセイ付き。...
View Article「裏参道公衆トイレ」を観た!
「裏参道公衆トイレ」 千駄ヶ谷4-28-1 「裏参道公衆トイレ」を観てきました。 日本財団で行っている「THE TOKYO TOILET」は、14カ所目になります。多様性を受け入れる社会の実現を目的に、東京都渋谷区内17カ所の公共トイレを新しく生まれ変わらせるプロジェクト。 マーク・ニューソンインダストリアルデザイナー...
View Article「磯崎新さん死去」、そして大分の初期作品!
「磯崎新さん死去」のニュースが…。(再掲) 朝日新聞:2022年12月31日第1面 朝日新聞:2022年12月31日社会24面 巻末にある「磯崎新...
View Articleアーサー・ヒラー監督の「ある愛の詩」を(再び)観た!
アーサー・ヒラー監督の「ある愛の詩」を(再び)テレビで観ました。再び、と言うのは昔、公開時に日比谷の「みゆき座?」だったかで、観た記憶があるからです。1970年の作品、今から52年前のことです。記憶が曖昧ですが…。 シネマ「ある愛の詩」2023年1月24日(火) 1:00PM(1H41M) NHKBSプレミアム...
View Article山種美術館で「日本の風景を描く―歌川広重から田渕俊夫まで―」を観た!
「日本の風景を描く」チラシ 「日本の風景を描く」案内板 山種美術館で「日本の風景を描く―歌川広重から田渕俊夫まで―」を観てきました。...
View Article今村夏子の「とんこつQ&A」を読んだ!
今村夏子の「とんこつQ&A」(講談社:2022年7月21日第1刷発行)を読みました。今村夏子の作品は、まあ読んでいるほうです。 今村夏子の「星の子」と「こちらあみ子」の二作品が、映画化されています。映画監督から見たら映画化したい、しやすい原作なんでしょう。...
View Article下北沢線路街 reloadがオープン!
ホテルもあります 線路のレールで作ったベンチ 「下北線路街」に新たな”個性街”(reload)がオープン「下北線路街」に新たな“個店街”〈reload〉が6/16オープン、設計はジェネラルデザイン、ランドスケープデザインは齊藤太一氏 / DAISHIZEN(SOLSO)が担当 |CULTURE|TECTURE MAG(テクチャーマガジン) 過去の関連記事:「シモキタらしさ回復...
View Article吉本ばななの「私と街たち(ほぼ自伝)」を読んだ!
吉本ばななの「私と街たち(ほぼ自伝)」(河出書房新社:2022年6月30日初版発行)を読みました。 この先、甲州街道を車で走っているときにきっとこの本を思い出す。寂れた海辺の街も、下町の居酒屋も、袋小路のアパートも。ばななさんの記憶が私の記憶にもなってしまった。記憶の連鎖。―――小泉今日子...
View Article多和田葉子の「パウル・ツェランと中国の天使」を読んだ!
多和田葉子の「パウル・ツェランと中国の天使」(文芸春秋:2023年1月10日第1刷)を読みました。カバーは、吉川あい子の「糸かけ曼荼羅『地球』」です。...
View ArticleTOHOシネマズシャンテで、マーティン・マクドナー監督の「イニシェリン島の精霊」を観た!
TOHOシネマズシャンテで、マーティン・マクドナー監督の「イニシェリン島の精霊」を観てきました。 不思議な映画です。長年の友人から突然絶縁を言い渡される。事態を好転させようと頑張るが、一向に好転しない。それどころか、これ以上自分にかかわると指を一本ずつ、切り落とすという。意味不明、まるで子供の喧嘩、八方ふさがりです。1920年代、アイルランドの風光明媚な小島での不意の出来事です。...
View Article100分de名著「北條民雄 いのちの初夜」!
2月の100分de名著は北條民雄の「いのちの初夜」です。僕はこの番組で初めて知った作家です。放送は今夜からです。「23歳で生涯を閉じた」というのが衝撃でした。 「いのちの初夜」で文學界賞を受賞したとき、北條民雄はわずか21歳の青年だった。ハンセン病を患い、世間から隔絶された療養所生活の中で、「いのち」と真摯に向き合いながら精力的に執筆活動に励み、23歳で生涯を閉じた。...
View Article女性が描く、大江健三郎関連の三冊!
日本経済新聞(ネット)によると、「読売文学賞に佐藤亜紀さんら」と題して、 第74回読売文学賞(読売新聞社主催)が2月1日付で発表された。各賞の受賞者は次の通り。(敬称略)【小説】佐藤亜紀「喜べ、幸いなる魂よ」(KADOKAWA)【戯曲・シナリオ】山内ケンジ「温暖化の秋―hot...
View Article「そして、水色の家は残った~”世田谷イチ”古い洋館のゆくえ」!
「旧尾崎邸保存プロジェクト」「もう安心」ではありません。現状ではまた解体危機が。歴史ある洋館を壊されないためご支援を! 旧尾崎邸保存プロジェクト - クラウドファンディングのMotionGallery (motion-gallery.net) 「世田谷イチ古い洋館...
View Article古井由吉の「われもまた天に」〈遺作〉を読んだ!
古井由吉の「われもまた天に」〈新潮社:2020年9月25日発行〉を読みました。これが遺作のようです。最後は「遺稿」となっています。2020年2月永眠。お名前は古くから聞いていましたが、特に「杏子」は芥川賞受賞作ということで知ってはいましたが、いずれにせよ読むのは初めてです。...
View Article第168回令和4年下半期芥川賞選評を読む!
第168回令和4年下半期芥川賞選評を読みました。 文芸春秋の「編集だより」には、以下のように…。芥川賞は井戸川射子さん「この世の喜びよ」、佐藤厚志さん「荒地の家族」の同時受賞。選考委員の川上弘美さんは前者を「ただただ読書の快楽が降ってくる」、吉田修一さんは「読後、胸に熱いものが込み上げてきた」と評します。描く世界は対照的ですが、日本文学の底力に感銘を受けました。...
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