イーユン・リーの「理由のない場所」を読んだ!
イーユン・リーの「理由のない場所」(河出文庫:2024年5月20日初版発行)を読みました。 この作品は2020年5月、河出書房より単行本として刊行されました。実は、単行本として過去に読んでいたことが分かりました。イーユン・リーの「理由のない場所」を読んだ!...
View Article今月の「100分de名著」は「新約聖書 福音書」です。
今回は「好評につき再放送」、2023年4月に放送したものです..その時の記事は、以下の通りです。4月のNHK「100分de名著」は「新約聖書・福音書」!...
View Article出光美術館で「日本・東洋 陶磁の精華」を観た!その1
「日本・東洋 陶磁の精華」チラシ 出光美術館で「日本・東洋 陶磁の精華」を観てきました。 出光美術館は帝劇ビルの建替計画にともない、令和6年(2024)12月をもって、しばらくの間、休館することとなりました。皆様をこの展示室へお迎えする最後の一年は、4つの展覧会によって当館のコレクションの粋を紹介しています。当館の創設者である初代館長・出光佐三(1885−1981)は、第1期の「復刻...
View Article出光美術館で「日本・東洋 陶磁の精華」を観た!その2
「日本・東洋 陶磁の精華」チラシ 出光美術館で「日本・東洋 陶磁の精華」を観てきました。 出光美術館は帝劇ビルの建替計画にともない、令和6年(2024)12月をもって、しばらくの間、休館することとなりました。皆様をこの展示室へお迎えする最後の一年は、4つの展覧会によって当館のコレクションの粋を紹介しています。当館の創設者である初代館長・出光佐三(1885−1981)は、第1期の「復刻...
View Article窪島誠一郎の「読むこと 観ること」を読んだ!
窪島誠一郎の「読むこと 観ること」(アーツアンドクラフツ:2024年3月1日第1刷発行)を読みました。 「活字離れ」「絵離れ」に異論あり!私設の図書館・美術館主による読書・鑑賞について。 目次 はじめに――「読むこと」と「観ること」1章 美術館と図書館2章 「活字離れ」と「絵離れ」3章 「絵を読む」「本を観る」4章 ”ツン読”の歓び5章 「読む」より「買え」6章 書棚は一冊の辞書7章...
View Article「舟越桂の作品」 芸術新潮8月号から
今月の「芸術新潮8月号」は「舟越桂 彫像の先に在るもの」です。以下に、掲載された舟越桂の作品の画像を集めてみました。 画像は「月に映る月蝕」2003年 「妻の肖像」1970~80年 「中野の肖像」1981年 「森へ行く日」1984年 「マスク」1982年 「風をためて」1983年 「青い手」1999年 「冬の会話」1998年 「水をすくう手」1994年 「言葉が降りてくる」1989年...
View Article「第171回芥川賞発表」、選評を読む!
「第171回芥川賞発表」、選評を読みました。 第171回令和6年上半期 芥川賞決定発表「サンショウウオの四十九日」新朝5月号 朝比奈秋「バリ山行」群像3月号...
View Articleダニエル・ソカッチの「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」を読んだ!(再読)
ダニエル・ソカッチの「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」(NHK出版:2023年2月25日第1刷発行)を読みました。(再読) 実はこの本、以前にも読んだことがありました。ということで「再読」ということになります。ダニエル・ソカッチの「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」を読んだ!...
View Article下高井戸シネマで、クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」を観た!
下高井戸シネマで、クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」を観てきました。いわゆる二番館での上映でした。 内容は盛りだくさん、まさにアメリカ的な、アメリカ的な映画でした。 以下、シネマトゥデイによる。...
View Article千葉市美術館で「江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展」を観た!その1
「江戸絵画縦横無尽!」チラシ 千葉市美術館で「江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展」を観てきました。 「岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師」――摘水軒コレクションを中心に、と同じ日に観たものです。 展覧会の構成は、以下の通りです。 第1章 肉筆浮世絵の美第2章 江戸に吹いた新風――異国へのまなざしと博物学第3章 愉快で愛しき動物たち――いきもの、縦横無尽!第4章...
View Article千葉市美術館で「江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展」を観た!その2
「江戸絵画縦横無尽!」チラシ 千葉市美術館で「江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展」を観てきました。 同時期に開催された「岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師」――摘水軒コレクションを中心に、と同じ日に観たものです。...
View Article柴崎友香の「あらゆることは今起こる」を読んだ!
柴崎友香の「あらゆることは今起こる」(医学書院:2024年5月15日第1版第1刷)を読みました。 私の体の中には複数の時間が流れている。ADHDの診断を通じて、小説家が自分の内側で一体何が起こっているかを考えた。 ある場所の過去と今。誰かの記憶と経験。出来事をめぐる複数からの視点。――それは私の小説そのものでもある。...
View Article太田記念美術館で「浮世絵お化け屋敷 前期」を観た!その1
「浮世絵お化け屋敷」チラシ 「太田記念美術館」外観 不思議な屋敷月岡芳年「和漢百物語 大宅太郎光圀」慶応元年(1865)9月 歌川芳員「将軍太郎良門墓ノ術ヲ以て相馬の内裏を顕し亡父の栄花を見せ父のあだをほふぜんと士卒をはげまし軍評定の図」嘉永5年(1852)3月 梅堂小国政「相馬旧御所」明治26年(1893)8月 月岡芳年「奥州安達がはらあひとつ家の図」明治18年(1885)9月...
View Article太田記念美術館で「浮世絵お化け屋敷(前期)」を観た!その2
「浮世絵お化け屋敷」チラシ 「太田記念美術館」外観 河童 葛飾北斎「北斎漫画 三編」文化12年(1815)4月 月岡芳年「和漢百物語 白藤源太」慶応元年(1865)2月 天狗 歌川国芳「牛若鞍馬修行図」安政5年(1858)4月 鞍馬山の天狗歌川国芳「木曽街道六十九次之内板鼻 御曹子牛若丸」嘉永5年(1852)5月 狐 九尾の狐歌川国芳「三国妖狐図会 蘇姐己駅堂に被魅」嘉永2~3年(1849-50)...
View Articleブレイディみかこの「転がる珠玉のように」を読んだ!
ブレイディみかこの「転がる珠玉のように」(中央公論新社:2024年6月25日初版発行)を読みました。 Like a Rolling Gem大人の山あり谷ありライフを越えていけ! 結婚するゲイの友人、職人魂を燃やす父、イギリスで、日本で、社会の底を支える労働者たちの人生劇場 泥くさい毎日を”宝石”に変える著者3年ぶりの最新エッセイ集...
View Article草森紳一の「随筆 本が崩れる」を読んだ!
草森紳一の「随筆 本が崩れる」(中公文庫:2018年11月25日初版発行)を読みました。 これはすごい本である。すごいとしか言いようがない。...
View Article辻村深月の「傲慢と善良」を読んだ!
辻村深月の「傲慢と善良」(朝日文庫:2022年9月30日第1刷発行、2023年2月20日第9刷発行)を読みました。 久しぶりに493ページもの小説を読みました。とはいえ、特に感動したとは思えませんでした。そんなものか、という感じです。 映画化されるとも聞きます。映画『傲慢と善良』公式サイト (asmik-ace.co.jp) 人生で一番刺さった小説...
View Article室橋裕和の「カレー移民の謎 日本を制覇する”インネパ”」を読んだ!
室橋裕和の「カレー移民の謎 日本を制覇する”インネパ”」(集英社新書:2024年3月20日第1刷発行)を読みました。 なぜネパール人のインドカレー店は日本のどこにでもあるのか?おいしさの裏のスパイシーな現実...
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