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練馬区立美術館で「平田晃久 人間の波打ちぎわ」を観た!

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「平田晃久 人間の波打ちぎわ」チラシ

 

「平田晃久 人間の波打ちぎわ」案内板

 

練馬区立美術館では、建築家・平田晃久の建築世界を紹介する展覧会を開催します。「建築とは<からまりしろ>をつくることである」というコンセプトは、平田の建築に一貫しています。平田の造語である<からまりしろ>とは、はっきりと形作られる空間領域とは異なり、「ふわふわとした隙間の錯綜」、つまりはあらよる物質の傍らとも言える領域の重なりを指します。それは人間世界に限ったことではなく、植物、動物、異なる時空の文化なども含んだ”広義での生命体”との共有可能性を探る試みでもあり、人間が狭い意味での「人間」から自由になる未来に向けた試みでもあります。

平田のコンセプトが形となった公共建築としては、2022年に日本建築学会賞を受賞した「太田市芸術館・図書館」(2017年)が代表されますが、区切られた空間や内と外が絡まりあう<からまりしろ>を実現したランドマークとして市民に愛されています。また複数の住居や商業施設なども手掛け、平田の哲学的理論と自然や生命への憧憬が反映された独創的あふれる空間を現出しています。

このたび、これらの代表的建築作品群に練馬区立美術館も新しく加わることとなりました。平田氏による図書館と一体化し、融合する新美術館の建築コンセプトは、「21世紀の富士塚/アートの雲/本の山」。練馬に古くから存在する「富士塚」をテーマに、「美術と本」を街や人々とつなぐ場として構想されました。当館は、約40年にわたる歩みを継承しつつも、このコンセプトのもと新しい局面を迎えることとなります。

本展では、これまでの平田建築から新しい練馬区立美術館をはじめ現在進行中のプロジュエクト、そして未来への展望を踏まえ紹介します。現代建築を代表する建築家・平田晃久の世界観をお楽しみください。

 

美術館ロビー・インスタレーション

 

 

 

 

 

第1展示室・インスタレーション

 

 

第1展示室・展示風景

 

 

展示作品(模型)

 

「Pleated Sky」メキシコシティ

 

「Gallery S」津京都中央区

 

「Arehiecture Farm」台湾新北

 

「桝屋本店」新潟県上越市

 

「House H」大阪府河内長野市

 

「Alp」東京都北区

 

「基隆路プロジェクト」台湾台北市

 

「Tree-ness House」東京都豊島区

 

「まえばしガレリア」群馬県前橋市

 

「Taipei Complex」台湾台北市

 

「太田市美術館・図書館」群馬県太田市

 

「Ovrelap House」東京都豊島区

 

「Sendai Tree」宮城県仙台市

 

名称不詳

 

「練馬区立美術館・貫井図書館」東京都練馬区

 

実作作品

 

「太田市美術館・図書館」2017年

 

「シャイニング・クラウズ」2022年

 

「Giobal Bowl」2021年

 

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