「クレラー・ミューラー美術館」を観に行ったのは2011年4月17日。オランダの中央部、野生の鹿やリスが生息するという、55k㎡という広大な敷地の「デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園」のなかにあります。芸術を愛する富豪夫妻が1938年に設立したものです。
現在、国立新美術館でクレラ-=ミュラー美術館所蔵作品を中心に、「印象派を超えて 点描の画家たち」が開催されています。副題には「ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」とあります。「クレラー・ミューラー美術館」で観たのは、もちろんゴッホもスーラもモンドリアンも、またピカソもアンソールもルノワールもマネもセザンヌもゴーガンも、展示されていた作品はまだまだありましたが、やはり圧倒的に多いのはゴッホの作品でした。
写真撮影は自由だったので、できるだけ作品の写真を写してきました。そのうちのゴッホの作品の一部を以下に載せておきます。作品のサブタイトルは「至高のファン・ゴッホ」によります。アムステルダムでは「ゴッホ美術館」も観ましたが、クレラ-=ミュラー美術館所蔵の作品とはまた違った感じがありました。
新しい発見や新しく獲得した手法があると、まるで自画像でそれを最初に試しているかのようだった
若々しく清潔なこの少女は、フィンセントの画家としての明るいスタートを美しく象徴している
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「これは農民を描いた正当な絵だと認められるだろう、ぼくはそれを承知している」
「マウフェの記念は、何かとても繊細でしかもとても朗らかなものでなければと考えたんだ」
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「新しい時代の画家とは、今までには存在しなかった色使いをする画家だろう」
「夏の真昼の、ここの太陽ったらほんとうに凄い。頭のてっぺんから強烈に照らしつけて、これじゃ絶対気狂いになってしまう」
「空気はクロム・イエロー色、同じクロム・イエロー色の太陽のように激しい。太陽はクロム・イエローの一番に少し白を混ぜ、残りの空は全部クロム・イエローの一番と二番のミックス、輝く黄色だ」
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「夜は、昼よりもたくさんの色で溢れている。ぼくはよくそう思うよ」
「この絵が例え漁船の中に飾られたとしても、絶対誰かがこれを揺りかごを揺らす女性だって気がつくはずだ」
「とてもロマンチックだと、君は言うかもしれない。でもすごくプロバンス的だとも、僕は感じている」
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美術館前のレストラン
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「印象派を超えて 点描の画家たち」
2013年10月4日(金)~12月23日(月・祝)
国立新美術館
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「至高のファン・ゴッホ」
著者:ハンス・デン・ハルトック・ヤーゲル
写真:トム・ハールツン
出版:クレラー・ミュラー美術館協会
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「クレラー・ミュラー美術館」
ガイドブック(図録)
著者:ハンス・デン・ハルトック・ヤーゲル
写真:トム・ハールツン他
出版:財団クレラー・ミュラー美術館
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