六本木ヒルズ、テレビ朝日前の毛利庭園、なにやらハートマークが見えています。ジャン=ミシェル・オトニエルの「Kin no Kokoro」という作品です。森美術館「LOVE展 アートにみる愛のかたち」出品作品です。池の淵に掲示されていた文章を、以下に載せておきます。
「Kin no Kokoro」は、六本木ヒルズ10周年を記念する新たなパブリック・アートとして制作されました。作品には四季折々に変化する日本の自然、そして毛利庭園という江戸時代から続く歴史的景観になじんでほしいというアーティストの願いが込められています。池に沿って歩いて行くとかたちが徐々に変化し、正面に回ると大きなハート形に見えます。
オトニエルは1964年、フランス生まれのアーティストです。1990年代からイタリアのムラーノ・ガラスを用いた装飾的な大型作品を制作し、パリの地下鉄駅入り口をカラフルなガラス玉で、幻惑的な空間に変容させた「夢遊病者のキオスク」(2000年)などで注目されています。