「トルコ10日間の旅」、グランド・バザールへ行ったのは第2日目、アブダビから空路イスタンブルに入り、ブルー・モスクやトプカプ宮殿などを見た後、グランド・バザールへ行きました。エジプシャン・バザールへは、当初、グランド・バザールを見た後に行く予定でしたが、変更になり、第8日目、アンカラからイスタンブルへ帰ってきたときに行きました。まさに異国情緒豊かなふたつのバザール見学は、今回の旅行の目玉のひとつでした。
「グランド・バザール(カパル・チャルシュ)」
旅行者がクランド/バザールと呼ぶカパル・チャルシュとは、屋根付き市場のことです。東西交易によって得られた富がイスタンブルの繁栄を支え、その象徴がグランド・バザールです。かつては奴隷も宝石も、あらゆるものが取引されたが、現在は土産物屋の巨大な集まりです。東京ドームの3分の2ほどの広さに、金銀、宝石などの装飾品、絨毯、革製品、陶器、銅器、布地など、トルコ中のあらゆる産物を扱う4400軒の店が、業種ごとに集まりひしめき合っています。(「わがまま歩きトルコ」より)
「エジプシャン・バザール(ムスル・チャルシュス)」
このバザールは、イスラム独特のワクフ制度に従って、賃料でイェニ・ジャミイを維持するために建設されました。ムスルとはエジプトのこと。かつてはエジプトなど北アフリカから香辛料やハーブを扱うバザールだったために、この名がつきました。現在は土産物屋や貴金属点も増えたとはいえ、香辛料の他、チーズ、ナッツ、ピクルスから、キャビア、カラスミまで食品の店が並んでいます。また菓子類はロクム(トルコ版ぎゅうひ糖)や、木の実やフルーツが材料の見慣れぬものが多い。グランド・バザールと違って、生活臭が漂っていて地元客も多い。(「わがまま歩きトルコ」より)
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*参考文献
2012年4月5日第4版第1刷発行
編集:ブルーガイド海外版編集部
発行所:実業之日本社