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東京国立博物館で「総合文化展(常設展)」を観た!

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東京国立博物館は、明治維新後まもない1872(明治5)年、東京・湯島に建てられた文部省博物館を前身とします。明治中期に館は上野公園内に移転。日本美術の保護・育成を担う博物館へと役割を変えました。所蔵11万件以上、国宝87件、重要文化財616件。(「週刊世界の美術館」NO15 2008.11.6)

極めつきは「国宝室」で、近年お正月には、長谷川等伯の「松林図屏風」や雪舟の「秋冬山水図」などが、あるいは伝狩野永徳の「檜図屏風」や尾形光琳の「風神雷神図屏風」などが展示されていました。国宝室とちょうど対角線にある、中世から近世の絢爛たる屏風と襖絵が並ぶ展示室があり、僕は「東博」へ行った時には、必ずこの部屋の展示を観ることにしています。他に、仏画にも素晴らしい国宝があります。作者不詳の「普賢菩薩像」、「虚空蔵菩薩像」、「十六羅漢図」、「孔雀明王像」など。


ここに挙げた画像は、実は東博で開催された「円空展」を観に行った時のもので、観に行ったのは2月23日のことでした。下に載せた以外に、屏風を数隻(枚)デジカメで写したのですが、残念ながらピンぼけばかりで、使えたものは「蘭亭曲水図屏風」だけでした。軸物は6軸(枚)ほど、写してきました。尾形光琳、円山応挙、森川許六、源琦、谷文晁、長沢芦雪、等々、まさに百花繚乱の趣でした。


会場の解説には以下のようにありました。

安土桃山時代には、織田信長や豊臣秀吉の権力を背景に、狩野永徳が豪壮華麗は桃山様式の絵画を確立し、長谷川等伯や海北友松らがこれに続きました。永徳の孫の探幽は徳川幕府に仕え、幕末まで御用絵師として君臨する狩野派の確固たる地位を築きます。江戸時代の絵画はこの狩野派を中心に展開しました。やまと絵を新しい感覚で転生させた俵屋宗達、狩野派から出て在野で活躍した久隅守景、宗達の装飾性をさらに発展させた尾形光琳、日本の文人画(南画)を大成した池大雅・与謝蕪村、写生をもとに平明な画風で人気を博した円山応挙、個性的な画風を誇る伊東若冲・長沢芦雪・曾我簫白など、まさに百花繚乱の観があります。








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