先日、「高円寺阿波おどり」を観てきました。阿波踊りの開始時間よりも少し早めに行って、伊東豊雄が設計した「坐・高円寺」を観てから、阿波踊りへ行こうと思いました。ネットで調べてみると、坐・高円寺の舞台で「阿波おどり」が観られることを発見、行ってみたら入場チケットは全部売り切れていました、残念。従って、3つあるホールは、全部使用中でホール内には入れなかったのですが、ロビーや階段室廻りを観てきました。それほど大きな建築ではないのですが、ポチポチと無造作に明いた小さな窓は、以前に観た「まつもと市民芸術館」に、ロビーや階段室の印象が似ていました。建物の内容は3つのホールがメインなので、あとはロビーや階段室しかないのですが。
「坐・高円寺」のホームページには、以下のようにあります。
杉並区立杉並芸術会館「座・高円寺」は「街の広場」
「座・高円寺」は、舞台芸術の創造と発信、及び、地域に根ざした文化活動の拠点です。演劇やダンスなどの優れた舞台芸術作品の上演、ワークショップやレクチャーなどの教育普及活動、国内外の劇場とのネットワーク事業を軸に、芸術文化の振興を図るための多彩なプログラムを展開するとともに、地域の皆さんによるさまざまな芸術文化活動や交流を支援してまいります。
「坐・高円寺」の施設内容
伊東豊雄氏設計による建物の中には、演目によって自由に舞台・客席形状を変えることができるあたらしい形の小劇場(座・高円寺1)、固定席を備えた使いやすい区民ホール(座・高円寺2)、「東京高円寺阿波おどり」の普及振興と、ダンスやパフォーマンスの上演もできる阿波おどりホールという3つの個性的なホール、劇場での作品創造を支える稽古場や衣裳製作室、舞台美術製作室、音響・映像製作室や、現代劇の戯曲を収集・保存するアーカイブ(書庫)、ドラマ・リーディングやレクチャーなど、カジュアルな座学の空間としても楽しめるカフェ(アンリ・ファーブル)など、さまざまにひらかれた空間を備えています。
設計者・ 伊東豊雄 のプロフィール
昭和40(1965)年東京大学工学部卒業。主な作品に「せんだいメディアテーク」「まつもと市民芸術館」「TOD’S表参道ビル」、「コニャック・ジェイ病院」(フランス)、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」など。日本建築学会賞、日本芸術院賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、第6回オーストリア・フレデリック・キースラー建築芸術賞他受賞。
以下、「坐・高円寺」ホームページより
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