朝日新聞に「折々のことば」というコーナー?があります。
選者は鷲田清一、もちろんいつも必ず読んでいます。
もう2700回を超えています。朝日の、名物、看板記事です。
そこに小川洋子の本から2日続けて、連続で取り上げられていました。
元はといえば、小川洋子の「からだの美」という本からです。
朝日新聞:2023年4月7日
朝日新聞:2023年4月8日
なんと本屋に行ったら平積みされていましたので、すかさず購入、そして一気に読み終わりました。
初出は文藝春秋2020年9月号~21年12月号に連載されたものをまとめたものです。
目次
外野手の肩
ミュージカル俳優の声
棋士の中指
ゴリラの背中
バレリーナの爪先
卓球選手の視線
フィギア―スケーターの首
ハダカデバネズミの皮膚
力士のふくらはぎ
シロナガスクジラの骨
文楽人形遣いの腕
ボート選手の太もも
ハードル選手の足の裏
レース編みをする人の指先
カタツムリの殻
赤ん坊の握りこぶし
小川洋子:
1962年岡山市生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業。88年、「揚羽蝶が壊れる時」で第7回海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞を受賞。2004年、「博士の愛した数式」が第55回読売文学賞、第1回本屋大賞を受賞。同年、「ブラフマンの埋葬」で第32回泉鏡花文学賞、06年、「ミーナの行進」で第42回谷崎潤一郎賞を受賞。07年、フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年、「ことり」で芸術選奨文部科学大臣賞、20年、「小箱」で第73回野間文芸賞を受賞。21年、第69回菊池寛賞を受賞。同年、紫綬褒章を受章。他の著書に「密やかな結晶」「原稿零枚日記」「人質の朗読会」「猫を抱いて象と泳ぐ」「いつも彼らはどこかに」「約束された移動」「遠慮深いうたた寝」「掌に眠る舞台」などがある。
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私と息子と博士の崇高で哀しい愛