16日午後11時36分ごろ福島県沖を震源とする最大震度6強の地震がありました。東北新幹線も車両が脱線。東京23区でも震度4を観測、驚きました。思い出すのは東日本大震災、津波はどうか、原発はどうか、心配の種は尽きません。
坂茂さんは、国内外の災害被災地で多くの仮設住宅などをつくってきました。今回、ロシアの侵攻からポーランドに逃れてきたウクライナの人々が過ごす避難所に、紙管を使った間仕切りを設置するため、今月11日からポーランド北部のヘウム市に滞在しているという。くしくも11年前の東日本大震災の折に避難所で設置したものが、今回の間仕切りのひな型になっている。
坂さんは「同じようなことが日本周辺でも起きるかもしれない。そのとき日本は、ちゃんと避難民を受け入れられるのか。今回、全く想定外のことが突然起きてしまった。対岸の火事ではないと思う」と話す。。
朝日新聞:2022年3月17日
坂茂 Paper Partition System4/ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)
避難所用間仕切りシステム 設置後風景 2011
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