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川村記念美術館で「コレクション展 主としてアメリカ現代美術編」を観た!

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「DIC川村記念美術館」図録、2018年3月2版

 

「DIC川村美術館」入口付近外観

 

ホームページには、DIC川村記念美術館の特徴について、「美術」「自然」「建築」が調和したDIC川村記念美術館で、思い思いのひとときをお過ごしください、として、以下のように挙げています。

 

作品と緑に囲まれて。
20世紀美術を中心とした多彩なコレクション、四季折々の変化が楽しめる自然環境、作品にふさわしい空間づくりを目指した建築。
多彩なコレクション
レンブラントが描いた肖像画、印象派にはじまるヨーロッパ近代美術、20世紀後半のアメリカ美術まで、粒ぞろいの作品たちに出会えます。

里山を背景に広がる景色
敷地内に一歩足を踏み入れると、里山の名残をとどめる緩やかな起伏が広がり、動植物の営みが息づいています。
作品との出会いの場
建築は背景であり作品ではありませんが、ぜひ一度目を止めてみてください。鑑賞体験をひとつ深くする、新しい発見がきっと待っているはずです。

 

ここでは「今見られるコレクション」に挙げられたリストから、以下の二つに分けて載せたいと思います。

「コレクション展 主として西洋近代美術編」

「コレクション展 主としてアメリカ現代美術編」

 

110展示室「クリストとジャンヌ=クロード-包む、覆う、積み上げる」は以下を参照のこと。

川村記念美術館で「クリストとジャンヌ・クロード―包む、覆う、積み上げる」を観た!

 

「西洋近代絵画」は、以下を参照のこと。

川村記念美術館で「コレクション展 主として西洋近代美術編」を観た!

 

今見られるコレクション

展示期間:2021年7月3日(土)ー10月3日(日)

 

「コレクション展 主としてアメリカ現代美術編」

 

103展示室「抽象美術の誕生と展開」

 

ヴァシリー・カンディンスキー
「無題」1923年

 

ラースロー・モホイ=ナジイ
「スペース・モデュレーター」1943年

 

104展示室「ヨーロッパ前衛美術」

 

マックス・エルンスト
「石化せる森」1927年

 

ルネ・マグリット「冒険の衣服」1926年

 

ジャン・デビュッフェ
「チョコレート氏」1950年

 

105展示室「戦後アメリカ美術」

 

ジャクソン・ポロック「緑、黒、黄褐色のコンポジション」1951年

 

サム・フランシス「無題」1952年

 

106展示室「ロスコ・ルーム<シーグラム壁画>」

 

「ロスコ・ルーム」展示風景

 

マーク・ロスコ

「『壁画No.1』のためのスケッチ」1958年

 

マーク・ロスコ「壁画スケッチ」1959年

 

マーク・ロスコ「壁画セクションⅠ」1959年

 

マーク・ロスコ「無題」1959年

 

200展示室「サイ・トゥオンブリー」

 

サアイ・トゥオンブリー「無題」1968年

 

サイ・トゥオンブリー「無題」1990年

 

201展示室-A「ミニマル・アートとその周辺」

 

フランク・ステラ
「トムリンソン・コート・パーク(第2ヴァージョン)」
1959年
 

ロバート・ライマン「アシスタント」1990年
 
「ステラコレクション」
 

「ステラコレクション」展示風景

 

フランク・ステラ
「恐れ知らずの愚か者3.8X1985年

 

フランク・ステラ
「メリー・クリスマス3X(第3ヴァージョン)」
1987年

 

以下、ホームページより

 

美術館について
DIC川村記念美術館は、DIC株式会社が関連企業とともに収集してきた美術品を公開する施設です。
20世紀美術に主眼を置いた多彩なコレクション、作品にふさわしい空間づくりを目指した建築、四季折々の変化が楽しめる豊かな自然環境。これら「作品」「建築」「自然」の三要素が調和した美術館として、1990年5月、千葉県佐倉市の総合研究所敷地内にオープンしました。

コレクションの成り立ち
設立者である川村勝巳(1905-1999)は、大日本インキ化学工業(DICの旧社名)創業家の2代目社長として戦後の昭和時代に経営の舵取りをした人物です。ビジネスに身を投じる合間、彼が大切にしていたのは、ひとり絵と語らう時間でした。やがて、その喜びを世の人々と分かち合いたいとの想いから美術館構想を抱き、作品収集を本格化させたのは1970年代初頭のことです。
彫刻家・飯田善國らの助言を得て、未だ広く紹介されていなかった同時代作家の作品や、当時ヨーロッパで評価され始めたアメリカの現代絵画を早い時期に入手し、国内でまとめて見る機会が少なかった20世紀美術のコレクションを充実させました。

建築
建物のデザインは、勝巳の盟友にして戦後モダニズムの代表的建築家・海老原一郎に託されました。ツインタワーを特徴とする外観がまず目を引きますが、収蔵作品の精神性や大きさに見合う展示室、来館者が快適に鑑賞できるよう配慮した採光計画など、内部空間の繊細なバランスを最優先して設計された建築です。
2008年にはDIC株式会社の創業100周年記念事業の一環として、「ロスコ・ルーム」と企画展専用の展示室を増築し、よりよい環境で作品を展示できるようになりました。

活動内容
当初はコレクション公開施設として作品の保存・調査・常設展示のみを想定していましたが、開館後まもなく来館者の希望に応える形で、年数回の企画展と毎日定時の「ガイドツアー」を実施する基本体制を整え現在に至ります。
これに加えて、美術愛好家が集う「サポーターズ」の運営、グループの見学授業に対話型鑑賞を導入する「美術教育サポート」、付属ギャラリーにおける児童・生徒の作品展、コンサートやイベントの開催を通じて、地域社会に開かれた場を育んでいます。

庭園と環境保全
当館の特長のひとつである約3万坪の庭園は、かつて里山であった名残を留め、なだらかな起伏が広がっています。園内の整備にあたっては在来植物を中心に景色に彩りを添える植栽をほどこし、野外彫刻を設置しました。
美術館建設のはるか以前から自生する木々を擁する土地とそこに暮らす生き物たちを守りながら、四季を通じて気持ちよく散策できる環境を整えることで、自然と人が共生する場の維持に努めています。

DICについて
―化学で彩りと快適を提案する― DIC株式会社は印刷インキ、有機顔料、PPSコンパウンドで世界トップシェアの化学メーカーです。1908年、印刷インキの製造と販売で創業し、その基礎素材である有機顔料、合成樹脂をベースとして、自動車、家電、食品、住宅などの様々な分野に事業を拡大。現在、世界の60を超える国と地域にグローバルに事業を展開しています。
DIC株式会社
 

「DIC川村美術館」ホームページ

DIC川村記念美術館 | Kawamura Memorial DIC Museum of Art


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