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新宿武蔵野館で、ペテル・ベブヤクが監督の「アウシュヴィッツ・レポート」を観た!

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新宿武蔵野館で、ペテル・ベブヤクが監督の「アウシュヴィッツ・レポート」を観てきました。

アウシュヴィッツ強制収容所を脱走した二人の若いスロバキア系ユダヤ人のレポートによって、12万人のユダヤ人の命が救われた実話を映画化したものです。

 

ペテル・ベブヤク監督からのメッセージ

1944年4月、二人のスロバキア系ユダヤ人、アルフレート・ヴェツラーとヴァルター・ローゼンベルク(後に、ルドルフ・ヴルバに改名)は、アウシュヴィッツのビルケナウ・ナチス絶滅収容所から逃げることに成功し、この大胆な行動が最終的に12万人の命を救いました。近年のスロバキアでは、過激派勢力が議会の議席を得る状況になってきています。残念ながら、このような問題はスロバキアに限ったことではありません。ヨーロッパ全土で、以前よりも多くの人々がファシスト思想を持つ政党を支持、もしくは容認し、過激派とその共感者は次第に 勢いを増しています。人権が危機にさらされている今、沈黙を保つことは、過激者を支持しているのと同じです。私たちは、先人たちの過ちを繰り返してはなりません。だからこそ、これまで犯してしまった失敗の物語を描くことが重要です。失敗を忘れないために『サウルの息子』や『シンドラーのリスト』のような映画をもっと増やすべきです。本作で希望となるのは“ヒロイズム”です。ごく一般人として生きてきた人々の“ヒロイズム”を描いています。彼らは、自国スロバキアに不要とされ、売り払われた人々です。アルフレートとヴァルターは、自分たちの命を救うために脱出したわけではありません。アウシュヴィッツでのホロコースト(大量虐殺)を暴露するという使命のために脱出したのです。そして最終的に彼らの脱出が、死に追いやられつつある12万人のハンガリー系ユダヤ人の命を救ったのです。

 

ネメシュ・ラースロー監督の「サウルの息子」を観た!

スティーブン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」を(再度)観た!

 

以下、KINENOTEによる。

 

解説:
アウシュヴィッツ強制収容所を脱走した二人の若いスロバキア系ユダヤ人のレポートによって、12万人のユダヤ人の命が救われた実話を映画化。スロバキア人のペテル・ベブヤクが監督を務め、第93回アカデミー賞国際長篇映画賞のスロバキア代表作品に選ばれた。脱走を実行する二人を、「オフィーリア 奪われた王国」のノエル・ツツォル、新人のペテル・オンドレイチカが熱演。二人を救済する赤十字職員には「ハムナプトラ」シリーズのジョン・ハナーが好演している。二人のレポートは、通称「アウシュヴィッツ・レポート」と呼ばれる「アウシュヴィッツ・プロトコル(Auschwitz Protocols)」を構成する報告書の一つで、1944年4月に、アウシュヴィッツを脱走したアルフレート・ヴェツラーとヴァルター・ローゼンベルク(後に、ルドルフ・ヴルバに改名)の二人によって、収容所の内部やガス室の詳細などをまとめたもの。このレポートによって、ハンガリーのブダペストからアウシュヴィッツへの移送が中止となり、約12万人の命を助ける結果となった。正式には、44年11月に米国戦争難民委員会から発表・出版。収容所内部の詳細が描かれていたため、戦後1945年に行われた歴史的なニュルンベルク裁判においても証拠として用いられた。

あらすじ:
1944 年 4月、ポーランド南部のアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。多くの囚人にとっては変わらない朝だったが、遺体の記録係をしているスロバキア人のアルフレートは、日々多くの人々が殺される過酷な収容所の実態を外部に伝えるため、同じスロバキア人で記録係のヴァルターとともに脱走を実行した。脱走が明るみになり、残された同じ収容棟の囚人らは何日も寒空の下で立たせられ、ラウスマン伍長から執拗な尋問を受ける。仲間の想いを背負った二人はなんとか収容所の外に脱走し、ひたすら山林をスロバキアとの国境に向けて歩き続ける。負傷や飢え、寒さで何度も倒れながらも、奇跡的に赤十字によって救出された二人は、赤十字職員のウォレンにアウシュヴィッツの信じられない実態を告白しはじめた。果たして、彼らの訴えは世界に届くのか──。

 

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映画『アウシュヴィッツ・レポート』予告


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