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光と闇 どちらが主役? 「月」高島屋十郎

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朝日新聞の「美の履歴書」に、高島屋十郎の「月」が、「光と闇 どちらが主役?」というタイトルで、取り上げられていました。

久留米市美術館の「高島屋十郎展」は、このブログで過去に取り上げました。

「コロナ禍」のために、予定していた展覧会が延び延びになっていたようです。

今後は、柏市民ギャラリー、群馬・高崎市美術館に巡回予定。

晩年、千葉県柏市に隠遁していたとは、初めて知りました。

 

朝日新聞:2021年6月22日

 

過去の記事から…。

 

久留米市美術館「生誕1330年記念 高島野十郎展」

5章 光と闇

蠟燭や月、太陽をテーマとした連作は、野十郎の画業を最も特徴づけるものです。 仏教などに裏付けられた独自の思想が、光と闇という対極にある現象の追求へ導いたのでしょう。 野十郎が描いた様々な光は、見る者の心の内まで照らし出すかのような静かな力に満ちています。

 

「蝋燭」戦後期(after1945)
久留米市

 

「月」1962年 個人蔵

 

宮下規久朗「闇の美術史 カラヴァッジョの水脈」

宮下規久朗の「闇の美術史 カラヴァッジョの水脈」(岩波書店:2016年5月24日第1刷発行)が届いたので、ざっと読んでみました。なんと口絵には、高島野十郎の「蝋燭」と「満月」が取り上げられていました。そして最終章「日本美術の光と闇」の最後に、「ロウソクの画家・高島野十郎」として取り上げられていました。1ページ半の僅かな文章ですが…。
 

 

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