BSフジ放映されていたものを録画し、後日観たものです。
16年も前の映画です。実は以前、日本で公開時に観てはいるんですが、あまりよく覚えていない。最初のファミマでぶつかるシーンとか、建設現場のシーンなどは、覚えているのですが…。
主役のチョルスが建築士の試験に受かり合格証が貼ってあったり、椅子に寝そべって読んでいたのが「a+u」増刊号の「マリオ・ボッタ」だったりとか、そんなことが今回目につきました。
「私の頭の中の消しゴム」
2004年公開の韓国映画。日本での公開は2005年です。
2021年6月5日(土) 1:00PM(1H55M) BSフジ
建設会社の社長令嬢のスジンは、天真爛漫なお嬢様。建築家志望のチョルスとコンビニで運命的な出会いをし、二人はすぐに恋におちてしまった。温かい家族に囲まれて育ったスジンと違い、チョルスは孤独に生きてきた男だったが、スジンの献身的な愛に結婚することを決意。二人は晴れて新婚生活を迎える。建築士の試験にも受かり、幸せいっぱいの二人だった。しかし、スジンはある時から、物忘れがひどくなり、自分の家への道順すら忘れてしまうようになった。病院で、スジンは若年性アルツハイマー症だと診断される。
(2004年 韓国)
以下、KINENOTEによる。
解説:
若年性アルツハイマー症に冒されたヒロインと、彼女を支えつづける夫の絆を感動的に綴るラブストーリー。出演は「MUSA -武士-」のチョン・ウソンと、「四月の雪」のソン・イェジン。日本のTVドラマ『Pure Soul』を原作にしている。
あらすじ:
工事現場で働く無愛想な大工チョルス(チョン・ウソン)と、おっちょこちょいだが純粋な社長令嬢スジン(ソン・イェジン)。住む世界の違う2人が、コンビニでの思わぬハプニングで出会い、まっすぐに恋に落ちる。愛を信じず独りで生きてきたチョルスは、スジンの愛に戸惑いながらも、彼女のピュアな気持ちから、人を愛すること、許すこと、そして信じることを覚えていく。建築家として活動を始める夫と、才能あるファッションデザイナーの妻。夫のお弁当にご飯だけを2つ包んでしまったり、自分の家さえ探せずに道に迷ってしまうような彼女の物忘れさえ、しっかり者の夫には愛おしい。目が眩むほど幸せな、新婚の日々。大したことではないと思っていたスジンの物忘れが深刻になっていったのは、それから間もなくのこと。不安を覚え、医者を訪れたスジンが宣告された言葉は「若年性アルツハイマー」。肉体的な死より、精神的な死が先に訪れる病。この日から、失われていく記憶をつなぎ止めるための2人の闘いが始まる。チョルスは少しでも彼女を支えるため家中に何枚ものメモを貼り巡らせるが、彼女の記憶はどんどんこぼれていく。家族が誰なのか、自分が誰なのかすら分からなくなり、遂にはチョルスの目を見つめ、昔の恋人の名で「愛してる」と微笑むスジン。なす術のない絶望に心を乱されながらも、彼女を見守っていこうというチョルスの気持ちは揺らがない。仕事と看病に追われる日々…。そしてある日、仕事から戻ったチョルスが目にしたのは、スジンのいない空っぽの家と、1通の置き手紙だった。「あなたは今、泣いているでしょう? 愛するチョルス。記憶が残っているこの短い間に、どうしたら私の気持ちを伝えることができるでしょう。私はあなた、チェ・チョルスだけを愛しています。これだけは忘れたくない。忘れちゃいけないのに。私の記憶を奪っていくこの病気が、あなたの記憶だけは残してくれますように。それが叶わないなら、どうか、消えていく記憶の中で最後まで残っているのが、あなたと過ごした日々でありますように」。手紙を読んだチョルスは、ひとつの決意をする。