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岡本から瀬田、さらに上野毛に続く地域は、多摩川にほど近い国分寺崖線沿いに位置し、みずとみどりに恵まれた住宅街です。この辺りは、かつて華族や政財界人たちにより、週末を過ごすための別邸が数多く建てられ、世田谷の近代建築の中でも独特な景観を造り上げていましたが、残念ながら現存するのは、瀬田四丁目旧小坂緑地の旧小坂家住宅のみとなってしまいました。平成11年11月に世田谷区の有形文化財に指定され、「瀬田四丁目旧小坂緑地」として公開しています。
旧小坂家住宅は、信濃銀行取締役、信濃毎日新聞社長で、後に貴族院議員、枢密顧問官を務めた小坂順造(1881年~1960年)が、昭和12年に別邸として建てた屋敷で、戦時中は 日本画家の横山大観も空襲を避けるため、樹林地の中にあった茶室に一時期移り住んでいました。
敷地は国分寺崖線上の縁辺部にあり、敷地の約半分は斜面地となっています。国分寺崖線の姿をよく残し、湧水も見られ、自然と建物が一体となった緑地空間を形成しています。
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この別邸は、木造和風平屋建(一部2階建)で、茅葺き風の古民家を思わせる外観を持っています。間取りは、南面して建つ主屋棟を中心に、西側に応接棟、東側に台所や浴室などの生活棟、南東側に渡り廊下を介して内倉、その奥に2階建の寝室棟を建てた雁行型の配置となっています。
世田谷トラストまちづくりでは、瀬田四丁目旧小坂緑地の管理を世田谷区より受託しています。休みの日に、建築当時の高い技術を用い、さまざまな意匠が凝らされている旧小坂家住宅に足を運んで見てはいかがでしょうか。
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「世田谷区立 瀬田四丁目旧小坂邸緑地」公式サイト
旧小坂家住宅 | 世田谷区ホームページ (setagaya.lg.jp)