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エッフェル塔:パリ1

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革命100周年を記念した1889年の万国博覧会の際の記念碑。部材の蔓状の装飾が、美しい。

パリと言えばなんと言ってもエッフェル塔ですよね。モーパッサンは、いつもエッフェル塔のレストランで昼食をとっていたという。しかし彼はエッフェル塔が好きだったからではなく、エッフェル塔が見えないパリの唯一の場所だと言っていました。なにしろパリではどこからでもエッフェル塔が見えます。まあ、エッフェル塔が見えるのがパリです。(テクスト:ロラン・バルト)


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名称:エッフェル塔

設計:ギュスターヴ・エッフェル

完成:1887-1889年


以下の画像は、「エッフェル塔」(みすず書房:1991年3月12日発行)より





ヴェルサイユ宮殿:パリ2

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フランス絶対王制下の記念碑、ヨーロッパ近世建築を代表するモニュメントです。果てしなく広がる庭園も、フランス式庭園の粋。当代の様々な建築家が宮殿部や庭園内のパビリオンを設計。73m×10mの鏡の間は圧巻です。


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名称:ヴェルサイユ宮殿

設計:Louis Le Vau他、庭園Andre Le Notre

完成年代:1624-1772年


ポンピドゥー・センター:パリ3

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ポンピドゥー・センター

完成:1977年

設計:レンゾ・ピアノ&リチャード・ロジャース

アラブ世界研究所:パリ4

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アラブ世界研究所

完成:1987年

設計:ジャン・ヌーヴェル

フランクリン通りのアパート:パリ5

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フランクリン通りのアパート

(鉄筋コンクリート造による近代の市街地集合住宅)

完成:1903-1904年

設計:オーギュスト・ペレ

パレ・ロワイヤル中庭:パリ6

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パレ・ロワイヤル中庭

(白黒のストライプ模様の260本の円柱)

完成:1986年

設計:ダニエル・ビュラン

ラ・ヴィレット公園:パリ7

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都市公園 55ha

元ラ・ヴィレット食肉処理場

開園:1979年

科学産業都市(博物館)

設計:ベルナール・チュミ

テッド・デファンス(新凱旋門):パリ8

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「テット・デファンス(新凱旋門)」、「グランダルシュ」とも呼ばれます。正式な名称は知りません。

国際会議のための施設。巨大な中空部をもつ建物で、グランド・アーチとも呼ばれている。フランス革命200年を記念するモニュメントで、ミニマリズムの表現により巨大性を際だたす。中空部の店とは雲をイメージしたもの。


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名称:「テッド・デファンス(新凱旋門)」、「グランダルシュ」とも

設計:ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン

    ポール・アンドリュー

完成:1989年


「フランス」へ8日間、行ってきました!

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「フランス」へ8日間、格安ツアーで行ってきました。

以下、ツアーの行程を書き留めておきます。


出発:2014年4月23日(水)

帰着:2014年4月30日(水)


第1日目 4月23日(水)

 東京(成田)発13時55分 NH205

 (所用時間 約12時間30分)

 パリ着19時25分

 〈パリ泊〉


第2日目 4月24日(木)

 パリ発 ジベルニーへ

 (約80km)

 ジベルニー ジベルニー観光 モネの家と庭園

 (約65km)

 オーベルシュルオワーズ オーベルシュルオワーズ観光

       ゴッホの家、ノートルダム教会、オーヴェル城

 (約36km)

 シャンティイ シャンティイ城

 〈シャンティイ泊〉


第3日目 4月25日(金)

 シャンティイ ルーアンへ

 (約140km)

 ルーアン ルーアン観光

      ノートルダム寺院、ジャンヌダルク広場、時計台

 (約92km)

 オンフルール オンフルール観光

      旧港散策、サント・カトリーヌ教会

      (*ブーダン美術館)

 (約200km)

 モンサンミッシェル ホテル着

 〈モンサンミッシェル泊〉


第4日目 4月26日(土)

 モンサンミッシェル モンサンミッシェル観光

     修道院、グラン・リュ通り

 (約251km)

 ラヴァルダン ラヴァルダン散策

 (約42km)

 ロワール ホテル着

 〈ロワール(トゥール)泊〉


第5日目 4月27日(日)

 ロワール ロワールの古城めぐり

      シュノンソー城、シャンボール城

 (約205km)

 ベルサイユ ベルサイユ宮殿観光

 (約22km)

 パリ ホテル着

 〈パリ泊〉


第6日目 4月28日(月)

 パリ パリ観光

     ルーヴル美術館、エッフェル塔

     コンコルド広場、シャンゼリゼ大通り

     モンマルトルの丘 サクレクール寺院

     ギャルリー・ラファイエット

     (*ギュスターヴ・モロー美術館)

     セーヌ河クルーズ

 パリ ホテル着

 〈パリ泊〉


第7日目 4月29日(火)

 パリ オルセー美術館見学

 観光後、空港へ

 パリ(シャルル・ド・ゴール)発17時30分 NH206

 空路、帰国の途へ

 (所要時間 約11時間40分)

 〈機中泊〉


第8日目 4月30日(水)

 東京(成田)着12時10分 着後、解散


追記:個人行動

*「ブーダン美術館」オンフルール

  行ったけど、時間がなくて図録だけを購入した。

*「ギュスターヴ・モロー美術館」パリ

  行ったけど、休館日では中へ入れなかった。


過去の関連記事:

ちょっとパリまで、行ってきま~す!

パリ往復、ANA機内で観た映画!

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成田-パリ間、往復の空の旅、往路は約12時間30分、

復路は約11時間40分、時間がタップリありました。

ANA機内で往路4本、復路4本、映画を観ることができました。

我ながら、一睡もせず、よく観たと思います。


ということで、観た順に下に載せておきます。

評価は暫定的に○、○○、○○○で記しておきます。

後日、ブログに少しずつ書こうと思っています。


往路

1.「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」○○

  2013.USA

モンタナ州からはるか遠く離れたネブラスカまでの旅を通じて、親子の絆を取り戻していく父と息子の、笑えて心が温まる感動作。主人公を演じるブルース・ダーンの好演が光る。

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2.「8月の家族たち」○○

  2013.USA

メリル・ストリープとジュリア・ロバーツが初共演する母娘の愛憎ドラマ。父の失踪を機に、勝ち気な母の元へ集まった家族が、本音をぶつけ合う。緊張感と笑いが交錯する食卓シーンに注目。

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3.「あなたを抱きしめる日まで」 ○○

  2013.UK.FRANCE

実話に基づくヒューマンドラマ。未婚のまま10代で出産した息子と引き裂かれ、苦悩のなかで生きてきた中年女性が、我が子を捜す旅に出かける。ジュディ・デンチのほか、実力派俳優の共演に注目。

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4.「やさしい本泥棒」○○○

  2013.USA.GERMANY

ナチス政権下のドイツが舞台の戦争ドラマ。自由に本を読むことができなかった時代、“本泥棒”と呼ばれた少女がたどる運命が映し出される。オスカー俳優のジェフリー・ラッシュがキーパーソンを熱演。

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復路
5.「愛のさざなみ」○○○

  1970.USA

愛のない夫との生活に疲れた女性と、人生と夢に破れた映画俳優。そんな彼らが次第に心を通わせる姿をつづる。名女優キャサリン・ロス主演作。

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6.「最強のふたり」○○

  2011.FRANCE

実話をもとにしたヒューマンドラマ。首から下が麻痺して動かせなくなってしまった富豪と、彼の介護人を務めることになったスラム街出身の黒人。そんな男性ふたりの絆がユーモラスにつづられる。

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7.「きっと、うまくいく」○

  2009.INDIA

人並み外れた頭脳を誇る破天荒な大学生ランチューとその仲間たちが繰り広げる、にぎやかな学園生活と固い友情を映し出す。学歴至上主義への警鐘も鳴らした、インド初の異色コメディドラマ。

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8.「イヴの総て」○○○

  1950.USA

第23回アカデミー賞6部門に輝いた人間ドラマ。欲望渦巻く演劇界でのし上がっていく新進女優のサクセスストーリーが、ドラマチックに描かれた名作。

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酒井啓子の「中東から世界が見える」を読んだ!

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酒井啓子の「中東から世界が見える―イラク戦争から『アラブの春』へ」(岩波ジュニア新書:2014年3月20日第1刷発行)を読みました。「ジュニア新書」といっても、あなどるなかれ。


卑近な話でお恥ずかしいのですが、以前、古市徹雄の「世界遺産の建築を見よう」(岩波ジュニア新書:2007年3月27日第1刷発行)を読んだとき、紹介されていた建築のほぼ半分がイスラム建築だったことに驚きました。まえがきに次のようにありました。「イスラムを西洋建築史と同等に扱っているのは、イスラム建築が果たしてきた役割を見ていくと、西洋建築に与えた影響が大きいからです。最近イスラムは何かと悪いイメージで見られがちですが、素晴らしい文化があります」と、書かれていました。


これは考えてみれば当然のことで、今までいかに日本人はイスラムについて知らなさすぎたのか、ということがよくわかります。そんなこともあって僕は、少しでもイスラムのこと、イスラム建築を知ろうと、遅ればせながら2012年10月に10日間、「トルコ旅行」へ行ってきました。乗り継ぎのためにアブダビ空港に降り立ち、待合室で休んでいう間も、まわりは大柄なターバンを巻いた人ばかりで、さすがに驚きましたが・・・。ル・コルビュジエも「東方への旅」を書いているぐらい、イスラム世界から多くを学んでいます。


酒井啓子は、中東やアラブ、そしてイラクに関する多くの著書があるように、我が国での中東問題の専門家で、イラク戦争の頃からテレビでも数多くコメントしているので、よく知られた「女性」でもあります。「アラブの春」で一旦は希望が見えたものの、その底からまたドロドロしたものが出てきて事態は悪化する一方です。イラク戦争から11年を経たアラブ世界の政治には、希望と絶望がせめぎ合いながら出たり引っ込んだりしています。そうしたなかで、酒井は「アラブを読み解く3つのカギは外圧、宗教、そして若者!」としています。


まず第一は、民主化と外国からの圧力の問題。第二の問題は、宗教と政治の関係をめぐる問題。第三は、若者、そして彼らの社会に対する異議申し立てという問題です。これらの問題は、アラブ世界だけでなく、世界全体に、こうした災いにどう対処すべきか、宿題を突きつけていると、酒井はいいます。そして日本も、中東情勢と無関係ではないといいます。第一は、石油の問題。第二は、グローバル化した世界で、日本とアラブの人々がじかに接する機会が格段に増えていること。そして第三に、イラク戦争は日本にとっても“パンドラの箱”を開けた事件だったということ。イラク戦争で始めて、日本政府は自衛隊をPKOではない形でイラクに派遣したのでした。


しかし、日本とアラブの関係を振り返れば、もっと触れ合うものがあるはずだ、と酒井はいいます。その理由として、アラブ諸国は、ずっと日本に親しみとあこがれをもってきたこと。アラブ諸国は、同じアジアの一員でありながら、日本が、戦後の焼け跡から復興し、欧米に並ぶ経済大国になったこと、そしてそれ以上に、日本が第二次世界大戦以降、平和を維持し続けていることに、強い信頼を寄せていることを上げています。


中東の人々が日本に学びたいと切に思っていることは、どのように戦争を放棄し、暴力に依存することを止め、戦争の痛みを乗り越え、平和な日々を獲得できたか、ということだという。同じ痛み、同じ苦しみを持って、共振性を取り戻すこと。尊厳のある自分自身を取り戻し、相手の尊厳も認めること。それが「アラブの春」後のアラブ諸国、中東の人々が試行錯誤しながら模索していることで、日本に生きる吾々もまた、その試行錯誤に共振するところが多いはずだという。「世界のどこかで起きていることは、必ず私たちの日常の、心のどこかで震わせているのです」と、酒井は結んでいます。


本の裏表紙には、以下のようにあります。

デモによって独裁政権を倒した「アラブの春」から数年。中東地域は、ますます混乱し、テロや内戦が続いている。なぜそんなことになったのだろう。国際社会や宗教は、どう関係したのか。また、中東政治のカギを握る若者たちは、デモや戦場で、何を求めて動いているのか。中東問題を「ちゃんと」知りたい人のためのはじめの一冊です。


酒井啓子:略歴

1959年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。イギリスのダーラム大学(中東イスラーム研究センター)で修士号取得。アジア経済研究所、東京外国語大学大学院教授を経て、現在は千葉大学教授。専攻は、イラク政治研究。著書に「イラクとアメリカ」「イラク 戦争と占領」(以上、岩波新書)、「中東の考え方」(講談社現代新書)、「中東政治学」(有斐社)、「アラブ大変動を読む 民衆革命のゆくえ」(東京外国語大学出版会)などがある。


目次

序章  イラク戦争から「アラブの春」へ

第1章 アラブに民主主義はやってくる?

第2章 イスラームと政治

第3章 中東の若者が目指すもの

終章  日本とアラブ

あとがき

参考文献

関連年表

アラブ・中東諸国 国別紹介

地図


〈知の航海〉シリーズとは

日本の科学者集団を代表する日本学術会議は、中学生にも理解できる水準とやさしい表現で学術の先端的な情報を提供し、若い読者の学術への関心を呼びおこすことを、重要な任務のひとつとしています。岩波ジュニア新書のサブ・シリーズとして刊行する〈知の航海〉シリーズは、おもな読者層として中学生、高校生を想定して、日本学術会議が贈る「学術への招待状」です。

オリヴィエ・ダアン監督の「エディット・ピアフ 愛の賛歌」を観た!

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先日、「エヴァの告白」という、生きるためにニューヨークへ妹と二人で移住した女性の映画を観ました。主演は主演はマリオン・コティヤール、マリオンの放つ美しさに圧倒されたジェームズ・グレイ監督が、彼女のために書き下ろした作品だという。幸せを求めて移住したアメリカで、夢破れて娼婦に身を落としながら懸命に生きようとする美しく、しかし幸薄い主人公を演じました。

ジェームズ・グレイ監督の「エヴァの告白」を観た!

経歴を調べてみると、2007年公開のフランス映画「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」でエディット・ピアフ役を演じ、第33回セザール賞主演女優賞や第65回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)などを受賞。第80回アカデミー賞主演女優賞も受賞したという、素晴らしい経歴の持ち主でした。そういうことであれば、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」は観ておかなければなりません。


エディット・ピアフといえば「愛の讃歌」です。僕でも知っています。「愛の讃歌」は、原題は "Hymne à l'amour"(イムヌ・ア・ラムール)。作詞:エディット・ピアフ、作曲:マルグリット・モノー。シャンソンを代表する曲として世界中で親しまれている。先日のフランス旅行でバスで移動中、必ずこの曲がかかっていました。まさに国民的歌手ですね。


歌詞は・・・妻子を持つセルダンとの恋愛に終止符を打つ為に書いたものだと考えられているという。日本では岩谷時子の訳詞により越路吹雪が歌ったものが特に有名です。越路の代表曲の一つとなり、生涯の持ち歌にもなりました。・・・この岩谷詞は、近年では本田美奈子.がアルバムで取り上げた他、桑田佳祐もテレビCMの中でアカペラで歌唱するなど、数多くの歌手が歌っています。・・・加藤登紀子、宇多田ヒカルは自分で訳詞したものを歌っており、原曲に近い詞になっている、という。

(以上、ウィキペディア「愛の讃歌」による)


僕がいつもジムでウォーキングしながら聞いているのは、宇多田ヒカルの「"Hymne à l'amour"~愛のアンセム」 、この速いテンポがいいんですよね、僕には。ペプシのCMにも使われていました。なんとこのジャズ風の「愛のアンセム」、ジャズミュージシャンの菊池成孔が参加していたようです。なるほど、初めて知りました。岩谷の訳詩は原詩にある背徳的な内容とは異なったもので、宇多田のものは原詩に近いものだという。そこまでは僕は分かりませんが・・・。


TBSラジオの日曜朝7時から、「美輪明宏のバラ色の日曜日」という番組があり、いつも聞いています。いや、これだけではなく、なんとなく流れでTBSラジオをつけているのですが・・・。そこでも「愛の讃歌」が流れていて、4月12日から5月5日まで新国立劇場中劇場で、「美輪明宏版『愛の讃歌』~エディット・ピアフ物語~」が開催されているとの案内がありました。番組表をみたら、「無償の愛の歌の最高傑作『愛の讃歌』を創り歌ったエディット・ピアフのドラマティックな生涯を描く!」とありました。


YouTubeでピアフの「愛の讃歌」を繰り返し聞きました。その姿も観ました。「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」では、もちろん「エヴァの告白」とはだいぶ印象が異なります。マリオン・コティヤールは、20歳から晩年までのピアフを見事に演じきっています。歳とともに背中が曲がって、頭髪も上がってきます。何度かの交通事故とモルヒネ中毒で身体はボロボロ、見るからにヨボヨボですが、歌い出したらピシッとして、いや、すごい。芸能人特有のイヤらしさもそこかしこに差し挟んでいます。劇中で歌われた歌のほとんどは、実際にピアフ本人の音源から使用されているそうです。

1915年、フランス・パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。3歳から5歳まで、失明していたとされます。母は路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日。祖母が経営する娼館に預けられた彼女、やがて兵役から戻った父に引き取られると、路上で大道芸をする父の手伝いをする中で、自らも人前で歌うことを覚えます。そして1935年、パリ市内の名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレにスカウトされ、ピアフと名付けらます。ピアフとは「すずめ」の意、身長142cmのエディットには似合っています。ピアフは歌手としてデビューするや、瞬く間にスターダムへと駆け上っていくのでした。


その絶頂期に、ニューヨークでボクシングの世界チャンピオン、マルセル・セルダンと運命の出会いがありました。マルセルには妻子がいましたが、二人は急速に引かれ合っていきます。しかし2年後、ピアフに会うために乗ったマルセルの飛行機が墜落します。ピアフはマルセルのために新曲を発表する予定でした。その新曲は「愛の讃歌」でした。原題は「LA VIE EN ROSE(バラ色の人生)」です。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきま す。


チェック:「愛の讃歌」など、数々の名曲で世界中を魅了した伝説の歌姫エディット・ピアフの生涯を描く伝記ドラマ。監督は『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』のオリヴィエ・ダアン。1963年に生涯を閉じたピアフを『ロング・エンゲージメント』のマリオン・コティヤールが演じる。美しい歌声を披露したコティヤールの熱演と、愛に生きたピアフのドラマチックな人生のドラマが堪能できる。

ストーリー:歌手を目指す母アネッタ(クロチルド・クロー)の娘エディット(マリオン・コティヤール)は、祖母が経営する娼館で娼婦のティティーヌ(エマニュエル・セニエ)らに育てられる。やがて母のように道で歌い始めたエディットは、名門キャバレーのオーナー、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)に見出されるが……。






根岸吉太郎監督の「サイドカーに犬」を(再び)観た!

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長嶋有の初期の作品、「夕子ちゃんの近道」は、第1回大江健三郎賞を受賞した作品です。その大江賞が今回の第8回で終了しました。大江は「8年間の賞選考から」と題して、その辺の事情を書いています。大江賞を始めたいきさつは、若い作家たちがどのように作品を作り出しているか、それを広く読んでみたいという思いからだったという。賞金もない賞でしたが、受賞者と公開の対談も行いました。第1回から大量の本の中からどう選ぶか、追い詰められた気持だったという。そのなかで大江は、長嶋有が新しくかつよく考えられた作者であることに気づきます。そして長嶋が対話の達人で、以後の公開対談の基本的な態度を作ってくれた、と語っていました。


その長嶋有のデビュー作「サイドカーに犬」が、映画「サイドカーに犬」の原作です。原作者・長嶋有は1972年生まれ。小説「サイドカーに犬」でデビュー、文学界」2002年6月号に掲載され、第92回文学界新人賞を受賞し、2002年に「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞。この2編をあわせた「猛スピードで母は」(文藝春秋刊)は、2002年1月30日第1刷発行です。


根岸吉太郎監督の「サイドカーに犬」を、5月4日夜8時からBS日テレで放映していたので、過去に観ていた映画でしたが、再度観てみました。そのあたりは過去にこのブログに詳細に書いています。

映画「サイドカーに犬」を観た!


映画のキャッチは、「正確、豪快、大ざっぱ、大胆、でも時々涙」、そして「あの夏、私の隣にはヨーコさんがいた」でした。30歳になった女性、薫(ミムラ)が小学4年の夏、1980年代を振り返って、次第にヨーコさんを好きになっていく話。タイトルの「サイドカーに犬」は、薫たちが海辺へドライブに行って車がエンストしたときに、その横をサイドカーが走り抜け、そこに姿勢正しい犬が乗っていたことによります。颯爽とドロップハンドルの自転車を乗りこなすヨーコさんがカッコいい。帰ってきた薫の母親に、ヨーコさんが頭突きを食らわす場面は驚かされます。


ラスト、海辺で薫に「嫌いなことを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうがずっと難しいね」と、ヨーコさんがつぶやいたりもします。脇役もそうそうたるもの、トミーズ・雅や椎名桔平、寺田農などひと癖のある役者ばかり、そしてオーバーな演技ですが樹木希林もいました。ヨーコさん役の竹内結子ばかり取り上げられていますが、もちろんその演技は見事なものでこの作品で開花したと言えますが、考えてみれば共演者の古田新太もこの作品で存在感が急上昇したということも言えます。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。


チェック:芥川賞作家、長嶋有のデビュー作を映画化した、心温まるヒューマンドラマ。『雪に願うこと』の根岸吉太郎監督が1980年代の夏を舞台に、内気な少女と破天荒な女性の心の交流を優しくつづる。2年ぶりの映画出演となる竹内結子がヒロインを好演し、さばさばした勝ち気な女性という役でこれまでにない魅力を発揮。子役の『ハリヨの夏』の松本花奈と息の合った芝居をみせる。等身大の登場人物たちの悩みや苦しみが共感を呼ぶ。

ストーリー:不動産会社勤務の薫(ミムラ)は、ある日、有給をとって釣堀に出かける。彼女は少女にエサをつけてあげながら、20年前の刺激的な夏休みを思い出していた。母の家出後、ヨーコ(竹内結子)という若く美しい女性が夕飯を作りに現れる。型破りだが温かい心を持つ彼女に、小4の薫(松本花奈)はすっかり魅了されるのだった。


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過去の関連記事:長島有関連

長嶋有の「夕子ちゃんの近道」を読んだ!
第1回大江健三郎賞に長嶋有さんの「夕子ちゃんの近道」

長嶋有の「猛スピードで母は!」




佐伯一麦の「渡良瀬」を読んだ!

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佐伯一麦の「渡良瀬」(岩波書店:2013年12月25日第1刷発行)を読みました。フランスへ行く前に読み終わっていたので、4月半ばには読み終わっていたことにあります。「流浪を余儀なくされながらも、大地を踏みしめて生きる人々の歩み」、337ページにもわたる大作です。


人は生き続ける限り、心の奥深くにいくつもの記憶を少しずつ積み重ねる。それらの記憶は、たいてい年齢を経るごとに移ろい変容してゆく。輪郭がぼやけて忘れてしまう部分もあれば、逆に輪郭がぼやけることで、かえって生涯にわたる意味合いを帯びてくる場合もある。


こんな的確な文章は、僕にはとても書けません。古井由吉著「半自叙伝」の書評として、朝日新聞に原武史(明治学院大学教授・政治思想史)が書いた書き出しの部分です。まさに佐伯一麦の「渡良瀬」についてもそのまま当てはまる文章です。佐伯一麦の「渡良瀬」は、まさに自叙伝であり、つまりは私小説であり、主人公の拓はほとんど作者自身だといえます。物語は1988年の9月から89年の春先まで、昭和天皇の重体報道が続いた、つまり昭和の終わりから平成へと改元される時期に合わせています。


東京で電気工としての生活を捨てて、茨城県の西の端にある古河に移り住んだまだ20代の南條拓とその家族、妻と子供たちはそれぞれの病(妻の緘黙症、息子の川崎病など)を抱えて慣れない生活に不安を抱えています。古河には配電盤をつくるための大きな工業団地があります。拓は配電盤工場へ見習い工として入ります。電気工と配電盤の組み立て工は近い職種ですが、その仕事内容は少なからず違います。見習い工の拓は、熟練工たちの言動やその慣習を見ながら少しずつ技術を学んでいきます。彼らは配電盤を作る技術にこだわり、独自の自負と美意識を持って仕事をしている者たちでもあります。


本所さんは、拓の訝し気な視線をよそに、さっさと圧着を終わらせた三本の電線を肩に抱えて盤まで運ぶと、まずCT(計器用変流器)の穴をくぐらせてから、ブレーカーの二次側の端子に六角レンチを使って接続した。それから、函の裏側に回って、切替器の上部に三本出ている銅帯に六角スパナとラチェットレンチをつかってボルトナットを締め付けて接続した。「えいっ、えいっ」と力をこめる掛け声が起った。ほんの短い時間のうちに、三本の太線は張り終わっていた。まるで、ただ一つの部品を取り付けるだけの手際のようだった。少しの電線屑も出なかった。インシュロックで三本の太線をまとめて結いている本所さんの所に、拓は思わず近付いていった。近くで見ると、三本の太線は、まるでその長さずつに決めるしかないというようにびっしりと寄り添い、無理のない柔らかな曲線を描いていた。トルクレンチで締め付けを確認して、赤マジックでチェックを終えた本所さんが、拓を仰ぎ見た。顔面が紅潮していた。その眼が、どんなもんだい、と言っていた。「原山君の確認を受けてから出荷整備をするように」と本所さんは拓に命じた。「はい」と拓は答えた。

こういう箇所は他にもたくさんありますが、配電盤を仲立ちにベテランの本所さんと見習い工の拓との交流、感動的な場面のひとつです。全篇にわたって配電盤それ自体が描写されています。これほど詳細に電気配線のことが優雅に書かれた小説は、他にはありません。佐伯の技術者としての矜恃が滲み出ています。


題名の「渡良瀬」は、拓が休日に赴く「渡良瀬遊水池」からとられています。言うまでもなく「渡良瀬遊水池」は、足尾銅山鉱毒事件による渡良瀬川の汚染浄化のために作られた遊水池です。鉱毒被害を受けた農民たちは激しい抗議運動を展開します。その意を受けて代議士の田中正造が議員を辞職して天皇に直訴したりもします。政府は住民を分断し、最後まで残った谷中村の16戸を強制的に収容して、湖の底に沈めてしまいます。しかし佐伯は、その事件を声高に語ることはしません。ただ淡々と、そして活き活きと工場での生活を描いていくだけに徹します。


佐伯一麦の「渡良瀬」は、渡良瀬遊水池の野焼きの場面で終わります。


何気なく見遣った西の空が、赤く焼けたように染まっているのに拓は気付いた。遠くで火事だろうか、となおも見続けていると、さっきまで晴天だったはずの空に、どす黒い雲が湧き上がりはじめた。「火事みたいです」と、拓は第二工場を回って第一工場の本所さんにも告げた。「ほんとうかあ」と言いながら、本所さんも一緒に外へ出た。「ほら向こうの方が」と拓は指さした。「ああ、野焼きかあ」とのんびりした口調で本所さんが言った。「そうだね、渡良瀬遊水池の野焼きの煙だね」と赤川さんも頷いた。


「毎年、あの火を見ると、今年も冬が終わったなって思わされるんだよね」と本所さんが言った。・・・「南條君のおかげで今年も見られたよ」笑いながら赤川さんが言い、三人は持ち場へと戻って行った。拓は、まだ野焼きの火から目を離せずに立ち尽くしていた。一度訪れた渡良瀬遊水池のほうぼうから、一斉に火が放たれ、葦原が燃えあがる様を想像していた。天を焦がす勢いで燃える炎は、鉱害によって土地を追われた谷中村の人々の、時を超えた怒りの烽火でもあるように拓には映った。黒い雲は見る見るうちに天を覆いつくし、朝の太陽を日食のように白くさせた。

本の帯には「20年の歳月を経て完結し、甦った、傑作長篇小説」とあります。この作品は、「海燕」に1993年11月号から1996年まで27回にわたって連載し、終刊によって中絶していたものに、大幅に訂正加筆を施し、残りを書き下ろして完結されたものです。

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出光美術館で「日本絵画の魅力」(前期)を観た!

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出光美術館で日本の美・発見Ⅸ「日本絵画の魅力」(前期)を観てきました。 観に行ったのは、フランス旅行へ行く前の、4月17日のことでした。今回の展覧会は、出光美術館の総集編のような展覧会なので、もちろん、後期も観に行くつもりです。


出光美術館の「日本の美・発見」シリーズは、今回で9回目になります。


過去のシリーズは、以下の通りです。

 Ⅰ 水墨画の輝き

 Ⅱ やまと絵の譜

 Ⅲ 茶 Tea ―喫茶のたのしみ―

 Ⅳ 屏風の世界

 Ⅴ 大雅・蕪村・玉堂と仙厓

 Ⅵ 長谷川等伯と狩野派

 Ⅶ 祭 MATSURI ―遊楽・祭礼・名所

 Ⅷ 仙厓と禅の世界

 Ⅸ 日本画の魅惑


9回のうち、僕が観ていないものは2回です。

 Ⅶ 祭 MATSURI ―遊楽・祭礼・名所

 Ⅷ 仙厓と禅の世界

観なかった理由

「祭 MATSURI ―遊楽・祭礼・名所」は、不明。

「仙厓と禅の世界」は、過去に「仙厓―禅とユーモア」を観ていたので。

観た7回のうち、図録は「茶 Tea ―喫茶のたのしみ―」を除いて6冊購入。


今回の展覧会の特徴は、出光コレクションの「日本絵画名品展」として、選りすぐりの名品を一堂に集めたこと、細かくジャンルを分けてそれぞれの代表作を展示したこと、そして選ばれた作品に担当学芸員が鑑賞のツボを紹介した、ということです。従って、通常の展覧会より、以下の構成を見れば分かる通り、細かく分けられて展示されていました。


もちろん目玉は、酒井抱一の「風神雷神図屏風」です。と思ったら、これは重要文化財でも重要美術品でもありません。なんと他に(前期・後期で)重要文化財が11点、重要美術品が6点出ています。やっぱり屏風の迫力は、凄いものがあります。通期で83点の優品が観られます。他に工芸作品が29点出ています。


今回の展覧会の構成は、以下の通りです。


第1章 絵巻―アニメ映画の源流

第2章 仏画―畏れと救いのかたち

第3章 室町時代水墨画―禅の精神の表現が芸術へ

第4章 室町時代やまと絵屏風―美麗なる屏風の世界

第5章 近世初期風俗画―日常に潜む人生の機微を描く

第6章 寛文美人図と初期浮世絵―洗練されゆく人間美

第7章 黄金期の浮世絵―妖艶な人間美

第8章 文人画―自娯という独特の美しさ

第9章 琳派―色とかたちの極致

第10章 狩野派と長谷川等伯―正統な美vs斬新な美

第11章 仙厓の画―未完了の表現

〈工芸〉



以下、各章毎に、代表的な画像を載せておきます。


第1章 絵巻―アニメ映画の源流



第2章 仏画―畏れと救いのかたち



第3章 室町時代水墨画―禅の精神の表現が芸術へ



第4章 室町時代やまと絵屏風―美麗なる屏風の世界



第5章 近世初期風俗画―日常に潜む人生の機微を描く



第6章 寛文美人図と初期浮世絵―洗練されゆく人間美



第7章 黄金期の浮世絵―妖艶な人間美



第8章 文人画―自娯という独特の美しさ



第9章 琳派―色とかたちの極致


第10章 狩野派と長谷川等伯―正統な美vs斬新な美



第11章 仙厓の画―未完了の表現



日本美・発見Ⅸ「日本絵画の魅惑」

当館では「日本の美・発見」というテーマで、館蔵品のうち日本美術を選び、従来には見られなかった新たな視座に立った切り口で紹介してきました。今回はそのシリーズの9回目にあたります。本展は、「日本絵画の魅惑」と題して、出光美術館の日本絵画コレクションの内、鎌倉時代の絵巻物、室町時代の水墨画とやまと絵屏風、近世初期風俗画、桃山時代の長谷川等伯、狩野光信、江戸時代の寛文美人図から肉筆浮世絵、琳派、浦上玉堂・田能村竹田・渡辺崋山などの文人画、そして仙厓など、代表的なジャンルおよび作家の作品を選りすぐり、展示しています。
その見どころは次の3点です。
1.「出光美術館日本絵画名品展」として、当館日本絵画コレクションの中でも、鎌倉時代から江戸時代までの最も充実したジャンルの名品を一堂に集めています。おなじみの名品や知られざる逸品を集めた豪華な内容です。
2.日本絵画史を作品史として理解するために、絵巻・仏画・室町水墨画・室町時代やまと絵屏風・近世初期風俗画・浮世絵・琳派・文人画・狩野派と等伯・仙厓とジャンルを分けて、それぞれの代表作品を紹介しています。時代を彩った作品をとおして、日本の美の力を伝えます。
3.各ジャンルから代表的な作品を選び、従来の正統的な絵画鑑賞をふまえた上で、担当学芸員がおすすめする鑑賞のツボを紹介します。従来気づかれてこなかった新たなおもしろさを伝えます。
以上のテーマを2部構成で83件の作品によって展観します。どうか、日本絵画を自由に楽しくご鑑賞ください。なお、各時代を彩った日本のやきものを随所に展示しています。あわせてお楽しみください。


「出光美術館」ホームページ


ide1 日本美・発見Ⅸ

「日本絵画の魅惑」

図録

平成26年4月5日発行

編集・発行:

公益財団法人出光美術館









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千葉市美術館で「光琳を慕う―中村芳中」を観た!

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千葉市美術館で「光琳を慕う―中村芳中」を観てきました。観に行ったのは、4月14日です。


中村芳中、あまり聞き慣れない名前です。京都の細見美術館で、中村芳中の幾つかの作品を観たことを思いだしました。今回の展覧会でも、細見美術館からの作品が10数点、出されていました。“第3章芳中のいた大阪画壇”では聞き慣れない画家の名前がたくさん出てきました。府中市美術館で観た「三都画家くらべ・京、大坂をみて江戸を知る」の図録を見てみると、これらの画家が次々と出てきました。


さて、中村芳中、今回の目玉は、ぽってりしたほほえましい作品、「白梅図」といえます。


以下、続く


展覧会の構成は、以下の通りです。


第1章 芳中が慕った光琳―尾形光琳とその後の絵師たち

第2章 芳中の世界―親しみを招くのはほのぼの画

第3章 芳中のいた大阪画壇

第4章 芳中と版本―版で伝わる光琳風



第1章 芳中が慕った光琳―尾形光琳とその後の絵師たち





第2章 芳中の世界―親しみを招くのはほのぼの画














第3章 芳中のいた大阪画壇



第4章 芳中と版本―版で伝わる光琳風




「光琳を慕う―中村芳中」

中村芳中(?~1819)は江戸時代後期に大坂を中心に活動しました。最初は文人画風の山水や指頭画を描きますが、尾形光琳の画に傾倒し、たらし込みを駆使した作品を描くようになります。江戸へ下った芳中は享和二年(1802)『光琳画譜』を出版します。江戸琳派の祖として近年人気の高い酒井抱一が琳派風の作品を描き始めるのとほぼ同時期のことでした。その後芳中は大坂へ戻り、ぽってりしたかたちのほほえましい作品を多く残しました。芳中については『中村芳中画集』がすでに1991年に出版されており、2003年には細見美術館で芳中を取り上げた展示が行われています。今までの成果を踏まえて、芳中の世界に多角的に迫る展示を目指し、尾形光琳から中村芳中に至る琳派の画家、当時の大坂画壇の作品も併せて展示します。
*会期中に大幅な展示替えを行います。


「千葉市美術館」ホームページ


yoh1 「光琳を慕う―中村芳中」

展覧会チケット

千葉市美術館













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アレクサンダー・ペイン監督の「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」を観た!

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アレクサンダー・ペイン監督の「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」を、フランス旅行へ行く往路、ANA機内で観ました。


ある日、デイビッド(ウィル・フォーテ)は警察から連絡を受けて、疎遠になっていた父・ウディ(ブルース・ダーン)を迎えに行きます。ウディはモンタナの高速道路を歩いていたところを保護されたのです。デイビッドが「どこへ行くつもりだったのか」と聞くと、ウディは「100万ドルが当たったので、賞金を受け取りにネブラスカまで歩いて行くつもりだった」と言う。デイビッドは、その手紙が古い手口のインチキだと説明しますが、ウディは聞き入れようとしません。モンタナからネブラスカまでは1500km、とても老人が歩いて行ける距離ではありません。


デイビッドは、インチキだと分かっていながら父の望みを叶えるべく、ウディを車に乗せて、ネブラスカへと旅立ちます。途中で立ち寄った父の故郷では、知り合いや親戚が大金が当たったことを知っており、集まってはドンチャン騒ぎをしています。彼らは、昔お金を貸しただの、なんだかんだ言ってはおこぼれにありつこうとします。やっとネブラスカに着き、手紙の送り主の事務所へ行くと、当然のことながらその手紙の内容は無効だと言われてしまいます。渋々納得するウディ。酒を酌み交わす父と息子。


面白いのはウディの奥さん、デイビッドにとっては母親ですが、行く先々で若い頃私のパンツに手を突っ込んだヤツだとか、はてはお墓にまたがって死んじゃって触れないだろうとか、ハチャメチャな大騒ぎします。お婆さん役のこの女優さん、60歳で映画デビューし、現在84歳だというから、さすがはアメリカ、すごい女優です。監督のアレクサンダー・ペインは、ネブラスカの出身です。日本映画へのオマージュとして、この作品も白黒作品です。特に「東京物語」の小津安二郎の影響を受けているそうです。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。


チェック:『ファミリー・ツリー』などのアレクサンダー・ペインがメガホンを取り、頑固な父と息子が旅を通して家族の絆を取り戻す様子を描くロードムービー。大金が当選したという通知を信じる父とそれを怪しむ息子が、モンタナからネブラスカまで車で旅する途中に立ち寄った父の故郷で、父の意外な真実に遭遇しながらつながりを深めていく様子を映し出す。父と息子の役には、『帰郷』などのブルース・ダーンと『最凶家族計画』などのウィル・フォーテ。不器用だけれど憎めないキャラクターや、本作でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞したブルースの演技に魅了される。

ストーリー:100万ドルが当たったという通知を受け取ったウディ(ブルース・ダーン)。それはどう見てもインチキだったが、徒歩でもモンタナからネブラスカまで金を受け取ろうとするウディに息子のデイビッド(ウィル・フォーテ)が付き添うことに。こうして始まった父と息子の4州をまたぐ車での旅。途中、立ち寄った父の故郷で、デイビッドは父の意外な過去を知ることになる。


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「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」公式サイト


府中市美術館で「江戸絵画の19世紀」(前期)を観た!

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府中市美術館で「春の江戸絵画まつり 江戸絵画の19世紀」(前期)を観てきました。観に行ったのは4月11日、もう1ヶ月も前のことです。この展覧会は後期も、もう、終わっていますが・・・。フランスへ行ったことなどからブログに書くのが遅くなってしまいました。


オレンジ色のポスターやチラシ、そして図録まで、府中市美術館の江戸シリーズのテーマカラーのようです。それにしても、今年から急に美術館の図録が高くなって、買えませんよ、高くて。それと「江戸絵画の19世紀」、これは僕だけの印象かも知れませんが、今までの江戸シリーズに比べて、やや質の低下があるように思われました。どこがどうというわけではなく、全体的な印象ですが・・・。数でいえば、浮世絵が数多く入っていることで、そのような印象を受けたのかも知れません。時代的な区分で選ばれたようですが、できれば浮世絵は浮世絵だけで、展示してもらいたいものです。とは、一素人の考えですが・・・。


今は21世紀、19世紀はおよそ200年前の時代です。3世紀におよぶ江戸時代、その最後と成るのが19世紀です。それより前の18世紀には、応挙、若冲、蘆雪、簫白らが活躍しました。奔放で画期的な創造の時代として知られています。では、続く19世紀は、どんな時代だったのでしょうか?


出品目録に、作品が制作された時期を3期に分けて、

以下のように載せてありました。


1期 寛政(1789~1801)

   享和(1801~04)

   文化(1804~18)

   文政(1818~30)

2期 天保(1830~44)

   弘化(1844~48)

3期 嘉永(1848~54)

   安政(1854~60)

   万延(1860~61)

   文久(1861~64)

   元治(1864~65)

   慶応(1865~68)

   明治(1868~1912)


時代の大きな変わり目にいた人として、ここでは「新訂万国全図」を描いた亜欧堂田善(寛延元年1748~文政5年1822)を取り上げます。言うまでもなく「万国全図」は当時の最先端の知識と技術で「世界地図」を描いたものです。亜欧堂田善は、どのような人だったのか、その略歴を、以下に載せておきます。


陸奥国白川藩須賀川の、農具商の子として生まれる。絵は、始め伊勢の月僊に学んだとされる。兄が始めた染物屋を手伝っていたが、寛政6年(1794)白河藩主松平定信に起用され、貞信のお抱え絵師であった谷文晁の門に入る。定信周囲の蘭学者たちの協力もあり、銅版画技術、また西洋画法を習得する。世界地図や解剖図などの実用銅版画をはじめ、船載画をもとにした異国の風物、江戸や須賀川の風景を、多くの銅版画作品として制作した。その精緻で優れた技術には目を見張るものがある。また、在来の絵の具を用いた作品も多く手がけた。油彩画の数は少ないが、江戸の風景を美しく濃厚な色彩と画面のすみずみにまで行き渡った遠近法により、活き活きと描きだした。


もう一つの時代の変わり目として、亜欧像田善の「墨堤観桜図」が上げられます。その題名からすれば江戸時代の風俗を描いているはずだが、肝心の桜ははるか奥にたたずんでいるだけです。画面には中央に太い幹の松の木です。この絵は手前で幅の広い堤が奥に行くほど狭まっていき、左奥へと連なっています。まさに透視図法を駆使した作品です。油彩画ではあるが、なぜか西洋画には見えません。この松はまさに日本画そのものです。川と堤と並木が消えていく地平線に小さく筑波山が描かれています。手前の人物二人は、月僊と田善とみられます。印は「みちのくすかかは」と「なかたせんきち」とあります。田畑や樹木の表現は文晁譲りとされています。(朝日新聞:「美の履歴書351」による)




以下、出品作前後期168点のうち、その一部の画像を載せておきます。













「春の江戸絵画まつり 江戸絵画の19世紀」

近年よく使われる、「ものづくり」という言葉があります。 機械がものを作る現代にあって、人が手ずから一つの品物を作ることには、特別な意味が生まれます。そこに込められた工夫や試行錯誤、作り上げられたものの尊さに思いを寄せることのできる言葉かもしれません。ものを作るという側面からみると、江戸後期、19世紀は、手仕事としての技術と創意工夫が極限に達した時代と評されています。鎖国下にあって、古くからの伝統と限られた外国からの情報をもとに、自ら考え、独創的で驚くべき高度な技を切り開いたのです。望遠鏡や精巧なからくり人形、また、からくり儀右衛門ぎえもんこと田中久重ひさしげの驚異的で創造性あふれる機器が生まれたのが、この時代でした。一枚の絵を描くことも、一種の「ものづくり」でしょう。紙や絹の上に絵の具を膠にかわや水で定着、浸透させて、ものの形を表したり、版画ならば、画家のイメージを形にするために、複数の異なる色の版を設計し、重ねて刷っていきます。そうして、見た者の心を動かすための「もの」が作り上げられるのです。そんな目で19世紀の江戸絵画を眺めると、作品は俄然、きらきらとした輝きを放ってきます。古代から蓄積されてきたあらゆる技巧を駆使して、画面の隅々まで念入りに作り込まれた絵の数々、また、浮世絵木版画の精密さ、こだわりにも、凄まじいものがあります。ただ勢いや偶然の妙に任せるのではない、綿密で研ぎ澄まされた構図は、見ごたえ充分です。あるいは、北斎ほくさいや広重ひろしげの風景画がそうであるように、西洋の遠近法や陰影法、油絵や銅版画といった舶来技術は、本来の使い方から離れ、とてつもなく独創的に展開しています。技を操り、見たことのない絵画世界を作り出すこの時代の作り手たちの営みは、まさに「美のものづくり」です。そして、そんな技術探求の時代だからか、心の中の趣を大切に、それを絵筆に託すことも盛んでした。木米もくべいら文人画家たちの、世におもねることのない作品の数々は、技術の極みとは対照的な、心の表現の極みと言えるでしょう。「心のままに描く」楽しさ、深さが、私たちをいざないます。かつて文化史の上では、この時代の美術は、時代の終末ということに重ね合わせて、退廃的と説明されることがありました。しかし、輝くような創意にあふれた様相を見れば見るほど、そんな説明が果たして妥当だったのか、考えさせられます。時代が明治に変わると、日本の美術は新たな局面を迎えます。19世紀の江戸絵画は、折々に中国や朝鮮の影響を受けながら独自の創造を続けてきた日本の美術の、ある意味、最終形とみることができるのかもしれません。


「府中市美術館」ホームページ


fu1 「江戸絵画の19世紀」
展覧会チケット

府中市美術館














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コレド室町3の「ゴントラン シェリエ/ターブル コンヴィヴィアル」で!

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三井不動産により日本橋・室町エリアの再開発が進み、つい最近「コレド室町2」「コレド室町3」が完成し、たくさんの人出で賑わっています。「コレド室町2」にはシネマコンプレックス「TOHOシネマズ日本橋」も入っています。現在、三井記念美術館では「超絶技巧!明治工芸の粋」が開催されています。


ということで行ってきました、日本橋・室町エリアに・・・。


以前、「コレド室町」の「カフェ エメ・ヴィベール」でランチを食べたことがあります。今回は、新しくできた「コレド室町2、3」のどこかで、軽くお昼を食べようと行ってみたわけです。で、見つけたのが「コレド室町3」の地下1階にある「ゴントラン シェリエ/ターブル コンヴィヴィアル」というオシャレなパン屋さんです。さすがに日曜日、たくさんの人で、けっこう混んでました。お隣には製菓・製パン材料のお店「富澤商店」があり、家人はパン切り器などを買っていました。


また、三井不動産の肝いりで「福徳神社」を再建するという計画が進行しているようです。

「日本橋室町東地区開発計画」第3弾
1100年以上の歴史ある「福徳神社」を再生(2014年10月竣工)





「ゴントラン シェリエ/ターブル コンヴィヴィアル」


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LIXILギャラリーで「西野康造展 Space Memory」を観た!

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LIXILギャラリーで「西野康造展 Space Memory」を観てきました。


今回の展覧会は、東京で14年ぶりとなる西野の個展です。会場では展示空間に合わせて新しく作られた作品「Space Memory」が展示されています。直径5.9mの円環が、据え付けられた壁から会場いっぱいにそのかたちを延ばした作品です。円環は永遠をイメージしています。円環をくぐって向こう側からも観ることができます。


2013年11月に竣工したニューヨークの「4 World Trade Center(設計:槇文彦)」1階ロビーに、西野康造の作品「Sky Memory」が設置されました。下の「案内はがき」にあるのがその作品です。


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「西野康造展 Space Memory」の見どころは下記の通りです。

① 新作「Space Memory」
西野康造はこれまで「富山国際会議場」(1999)や「トッパン小石川ビル」(2000)などを設計した建築家とコラボレーションして作品を制作した経験が多くあります。2013年秋には、ニューヨークの9.11メモリアルパークに面して建てられた「4 World Trade Center(設計:槇文彦)」の1階ロビーに西野の作品「Sky Memory」が設置されました。
本展では、東京で14年ぶりとなる西野の個展を開催します。会場では展示空間に合わせて新しく作られた作品「Space Memory」が展示されます。直径5.9mの円環が、据え付けられた壁から会場いっぱいにそのかたちを延ばした作品です。円環は永遠をイメージしています。


② 空の記憶がイメージ
西野は、室内展示において常に空間を意識した作品づくりを試み、2000年のINAXギャラリー(現在のLIXILギャラリー)の展示においても、室内からは見えないはずの空の広がりを感じさせる心地よい展示が好評でした。
西野は80年代よりチタン、ステンレス、アルミニウム、鉄などの金属を素材として、空や風など自然から着想を得た彫刻を制作してきました。その作品は繊細で優雅、スケールの大きさが特徴で、中でも野外に設置されて自然の風を受けて悠然と動く一連の作品は国内外で高い評価を得ています。
作品のイメージは、日が暮れていく空を眺めているときに、空に吸い込まれていくような感覚を味わった少年期の体験や、どこまでも広がる空や宇宙への憧憬や畏怖が原点となっています。


③ 9.11メモリアルパークの作品「Sky Memory」 「4 World Trade Center(設計:槇文彦)」に設置された西野の作品「Sky Memory」は、直径30m、ふたつの半円からなる作品はエントランスホールの高さ7mの地点に据付けられ、自然光に包まれるロビーの上方から悠々と人々を迎え入れます。作品は軽量化のために空洞化されたチタン合金製線材を素材にし、手作業で溶接してつくられています。ふたつの弧に分けられ微かな風にもそよぐ作品は、揺れ動く不安定な世界を象徴しており、国境を越えて人類がひとつの輪となるよう、西野の願いが込められています。


西野康造:略歴

1951年 東京都生まれ
1977年 京都市立芸術大学彫刻専攻科修了


収蔵先
<海外>
2013年
4ワールド・トレード・センター(ニューヨーク、アメリカ)
上海当代芸術博物館(上海、中国)
2012年
キャンベラ(オーストラリア)
2010年
ソウル(韓国)
2008年
シドニー(オーストラリア)
2001年
金浦国際彫刻公園(金浦市、韓国)
<国内>
2013年
ワテラス(東京)
2010年
創成川公園(北海道)
2007年
JR清水駅東口(静岡)
2005年
宇部市 山口大学附属病院(山口)
2003年
北海道療育園(北海道)
しもだて美術館(茨城)
JR相生駅前(兵庫)
2002年
JR長野駅東口(長野)
2000年
凸版印刷株式会社本社ビル(東京)
十日町市(新潟県)


「LIXILギャラリー」ホームページ


nihi1「西野康造展 Space Memory」

案内はがき

2014年4月18日(金)~5月27日(火)

LIXILギャラリー










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