今朝の朝日新聞読書欄に、山岡光治著「地図をつくった男たち」の書評が載りました。今朝、朝日新聞を開いて驚きました。この快挙は、自分のことのように嬉しい。なにしろ山岡さんと僕は同年代、なんとなく身近な存在です。山岡さんとはある勉強会でお会いしてから、もうかれこれ5年以上の付き合いです。街歩きに誘っていただき、七福神めぐりや、勉強会という名の飲み会でも何度もご一緒しました。
残念ながらこの本、僕はまだ手にしていません。実は、1月5日の「新宿山の手七福神めぐり」に参加できなかったので、山岡さんにお会いすることが出来ませんでした。その時お会いしていれば、山岡さんのサイン入りで、この本を入手できていたのですが・・・。どのような本なのでしょうか? アマゾンには以下のようにあります。
内容(「BOOK」データベースより)
明治維新の後、もっとも基本的な情報基盤である地図情報の脆弱さに直面した明治政府は、国家の急務として「地図づくり」に取り組む。伊能忠敬以降、維新前夜から明治時代の陸軍参謀本部陸地測量部(国土地理院の前身)の地図測量本格化まで、近代地図作成に心血を注いだ技術者たちの歴史を描いた、「知られざる地図の物語」。
著者について
山岡光治(やまおか・みつはる)
1945年横須賀市生まれ。元国土地理院中部地方測量部長、「オフィス地図豆」店主。
1963年美唄工業高校を卒業、同年国土地理院に技官として入所、2001年同院退職。同年株式会社ゼンリンに勤務、2005年に退社後、「オフィス地図豆」を開業し、人それぞれの地図の楽しみ方を知ってもらいたいとして執筆・講演・街歩きなどをしている。著書に、『地図に訊け! 』(ちくま新書)、『地図を楽しもう』(岩波ジュニア新書)、『地図の科学』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンス・アイ新書)などがある。
さて、朝日新聞の書評を以下に載せておきます。山岡さんご自身も書評が載ったことで、「今回は多くの意味で感慨深い」と、ご自身のブログには以下のように書いています。
そして驚いたことに、この本の評者はあの芥川賞作家の楊逸さんです。山岡さんと始めてお会いした頃、2007年12月の頃のブログを観ていたら、なんと文學界に掲載された楊逸の「ワンちゃん」を読んで、このブログに載せていた頃でした。その後、やはり文學界で「時が滲む朝」を読み、それが芥川賞を受賞したのでした。その楊逸さんが山岡さんの「地図をつくった男たち」の書評を書いているという巡り合わせ、これにも驚きました。
楊逸の「ワンちゃん」を読んだ!
楊逸の「時が滲む朝」を読んだ!
下の画像は、山岡さんの案内で「小田原市曽我山標石めぐり」をしたときの記念写真です。山桜が満開でしたが、けっこうきつい行程でしたがなんとか踏破し、下曽我駅に辿り着いて飲んだ缶ビールが美味しかったことを覚えています。
街歩き、野山歩きがもっと楽しくなる
著者:山岡光治(オフィス地図豆店主)
2009年10月10日初版発行
2009年11月30日2刷発行
定価:1890円(税込み)
発行所:日貿出版社
著者:山岡光治
岩波ジュニア新書
2008年4月22日発行
著者:山岡光治
ちくま新書
2007年6月10日発行
定価:本体700円+税
訪ねてみたい地図測量史跡
編著者 山岡光治 著
本体価格 2,500円(税別)
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