京都・細見美術館で「江戸絵画の至宝 琳派と若冲」を観てきました。京都を訪れたらぜひ行ってみたいと思っていた美術館、やっと念願が叶いました。細見コレクションと言えば、琳派の作品を数多く所蔵していることで知られています。多くの「琳派展」にコレクションを貸し出したりもしています。また東京でも「細見美術館」と銘打った展覧会が開かれています。僕が最初に細見美術館の作品と出会ったのは、日本橋高島屋で開催された「日本の美びと出会う―淋派・若冲・数寄の心―」でした。図録には「細見美術館開館10周年記念展」とあります。
今回の「江戸絵画の至宝 琳派と若冲」は開館15周年記念特別展とあります。もう5年も経ってしまいました。去年はそごう美術館で京都・細見美術館展として、「都の遊び・王朝の美」と「琳派・若冲と雅の世界」を観ることができました。もちろん「琳派」といっても幅広い世界です。今回は俵屋宗達、尾形光琳、中村芳中、酒井抱一、鈴木基一らの作品がありました。そして「琳派と若冲」というタイトルにもある通り、伊藤若冲の作品が17点(前期)出ていました。若冲といえば「鶏図」、多くの「鶏図」が出ていました。ここでは「雪中雄鶏図」と「鶏図押絵貼屏風」、そして「風竹図」を載せておきます。
展覧会の構成は、以下の通りです。
華麗なる琳派
若冲の魅惑
琳派の美しき世界
華麗なる琳派
若冲の魅惑
細見美術館
開館15周年記念特別展
「江戸絵画の至宝 琳派と若冲」
初代 古香庵(1901~1979)に始まる細見コレクションは、日本美術史を辿ることのできる多様な作品からなります。記念特別展の第1弾となる本展では、江戸時代の中でも極めて魅力に富む琳派と伊藤若冲の作品をご紹介します。 俵屋宗達から酒井抱一らに至る琳派の華麗な様式と、伊藤若冲の独創的な画風が味わえる、細見コレクションならではのラインナップをお愉しみください。
「琳派・若冲と雅の世界」
2010年10月20日初版発行
監修:細見美術館
発行所:株式会社青幻舎
細見美術館開館10周年記念展
「日本の美びと出会う―淋派・若冲・数寄の心―」
図録
編集:細見美術館
制作・発行:毎日放送
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