9月9日、「目黒のさんま祭り」へ行ってきました。目黒駅前商店街振興組合の主催で、会場は品川区の目黒駅東側、目黒通りです。もうひとつ、目黒区民まつりと合わせての「目黒さんま祭」もあり、9月16日に開催されます。品川区側は岩手県宮古市のさんま、目黒区側は宮城県気仙沼市のさんまが提供されます。どちらが本家かはともかく、ちょっとわかりづらいですが・・・。
「目黒のさんま祭り」の方は、これぞ「目黒のさんま」として、以下のようなウリを前面に出しています。岩手県宮古漁港直送の「超新鮮さんま」を使い、徳島県神山町産の超豊潤すだちをしぼり、那須塩原市高林直送の超辛味大根おろしを添えて、和歌山県みなべ町の超本格備長炭で焼きます。
並ぶのもイヤだし、どうせ食べられないと思ったので、10時からとなっていましたが、会場に着いたのは12時近くでした。人、人、人、いや、凄い人です。長蛇の列とは、このことです。まあ、とりあえず、「さんま祭り」の雰囲気だけは味わってきました。ゆるキャラの「とのさんま君」も初のお目見えでした。
落語「目黒のさんま」
ある大名が馬の早駆けに目黒へ行った時のこと、空腹となり百姓家で焼きたてのサンマをわけてもらった。屋敷へ戻ったが脂がのったサンマの味が忘れられない。しかし、屋敷の御膳にサンマが出るわけもなし。そこで親戚へ食事のお呼ばれをしたので、ここぞとばかりにサンマを注文。しかし、親戚の家来たちが体を気遣いサンマの油を蒸して抜いてしまった。ひと口食べたがおいしくもなんともない。「このサンマはいずれより取り寄せた?」、「日本橋魚河岸にてございます」、「それはいかん。サンマは目黒に限る!」。
過去の関連記事:
「目黒のさんま祭り」へ行ってきました!