今年の5月、3泊4日の格安ソウル旅行に行ったときに、「北村韓屋村」に案内されました。伝統家屋が建ち並ぶ居住地区です。伝統的な建物が建ち並ぶ急な坂道を、U字型に上がって、そして下りてきました。一つ一つの建物が、増改築はしているのですが、伝統的な様式を守って建てられており、実際にそこで生活しているのです。
ソウルのガイドブックには、以下のようにあります。600年の歴史を誇るソウル。その伝統をもっとも色濃く残すエリアこそ、景福宮と昌徳宮に挟まれた北村です。ここでは約900棟の伝統家屋が保存されており、細い路地の角を曲がるたびに、絵画のような風景が現れます。
僕は知らなかったのですが、日本でも放映している「個人の趣向」という人気ドラマがあります。そのロケ地に使われているという建物が北村にありました。主人公の女性ケインの住まいの「相婟斎(サンゴジェ)」です。このドラマは家人が見ているので、時々僕も横で見たことがあります。
主人公の男性チノは、若いですが設計事務所を主宰していて、美術館のコンペに応募するために、伝統的な建築であるサンゴジェのなかに入り、下宿することになるラブストーリーです。面白いのは美術館を建てるオーナーはゲイで、チノはゲイと間違えられるという設定です。設計事務所やコンペの裏話など、興味は尽きません。