「本でも読んでみっか」、2012年上半期(1月~6月)のまとめ
最近、自分でも驚くほど、長い小説を読めるようになりました。長い小説、といっても、ほんの数冊ですが。例えば、吉田修一の「横道世之介」、町田康の「宿屋めぐり」、水村美苗の「母の遺産 新聞小説」、堀江敏幸の「なずな」、等々です。柴崎友香の「わたしがいなかった街で」や、綿矢りさの「かわいそうだね」など、女性の小説もしっかり読んでいます。
岩波新書や中公新書などは、出るたびに選んで、ちゃんと読んでいます。美術関連の本、もういい加減に終わりにしようと思うのですが、出るとどうしても買ってしまいます。今年は「フェルメール年」ということもあり、フェルメール関連の本が出るは出るは、こちらもついつい買ってしまいます。
アクセス解析を見ると、亡くなられた山内令南の「癌だましい」が根強く上位を占めています。建築家を主人公にした松家仁之の「火山のふもとで」は、皆さんが興味を持たれているようで、見に来られています。そして最後に、鹿島田真希の「冥土めぐり」、これは上半期を出てしまっていますが、芥川賞を取りました。鹿島田真希は、以前から追っかけていた女性作家です。
例年書いていますが、何冊もの未読本が本棚を占領しています。が、懲りずにアマゾンに購入申し込みを続けています。この先、どうなっちゃうんだろ?
2012年
1月
福岡伸一の「フェルメール 光の王国」を読んだ!
佐藤正午の「事の次第」を読んだ!
「本でも読んでみっか」、2011年(1月~12月)のまとめ
服部龍二の「日中国交正常化」を読んだ!
吉田修一の「横道世之介」を読んだ!
2月
藤田令伊の「フェルメール 静けさの謎を解く」を読んだ!
田中伸弥の「共喰い」を読んだ!
円城塔の「道化師の蝶」を読んだ!
朽木ゆり子・前橋重二の「フェルメール巡礼」を読んだ!
町田康の「宿屋めぐり」を読んだ!
藤井省三の「魯迅―東アジアを生きる文学」を読んだ!
「フェルメールへの招待」を読んだ!
3月
吉田修一の「平成猿蟹合戦図」を読んだ!
柴崎友香の「わたしがいなかった街で」を読んだ!
花村萬月の「少年曲馬団」(上・下)を読んだ!
4月
外岡秀俊の「3・11複合被災」を読んだ!
綿矢りさの「かわいそうだね?」を読んだ!
水村美苗の「母の遺産 新聞小説」を読んだ!
宮下規久朗の「知っておきたい 世界の名画」を読んだ!
BRUTUS「西洋美術総まとめ。」を読んだ!
佐藤泰志の「きみの鳥はうたえる」を読んだ!
5月
池上英洋の「西洋美術史入門」を読んだ!
大澤真幸の「夢よりも深い覚醒へ―3・11後の哲学」を読んだ!
津島祐子の「黄金の夢の歌」を読んだ!
古田亮の「高橋由一―日本洋画の父」を読んだ!
松浦寿輝の「不可能」を読んだ!
佐藤正午の「彼女について知ることのすべて」を読んだ!
6月
第6回大江健三郎賞発表
岡田温司の「デスマスク」を読んだ!
堀江敏幸の「なずな」を読んだ!
「藤森輝信の茶室学 日本の極小空間の謎」を読んだ!
池上英洋の「ルネサンス 歴史と芸術の物語」を読んだ!
辻井喬の「叙情と闘争 辻井喬+堤清二回顧録」を読んだ!