原田ひ香の「古本食堂 新装開店」(角川春樹事務所:2024年6月18日第1刷発行)を読みました。
「古本食堂」を読んだときに、以下のように書きました。
僕が好きな神保町がフールドです。
小説は真摯に取り組んでいる、真面目な印象が強い。
本書に取り上げられた書籍などは、参考になります。
原田ひ香、なんかはまりそうです。
さみしい時もうれしい時も
本はいつだって、
寄りそってくれる。
13万部突破の「古本食堂」が満を持して、新装開店。
美味しいごはんとあなたの物語がここに!
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。
作家志望の悩める青年や、老母のために発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。
てんぷら、うなぎ、カレー・・・神保町の美味しい食と思いやりふかい人々、
人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。
目次
第一話 森瑤子「イヤリング」と川端康成「掌の小説」と日本で一番古い
お弁当屋さん
第二話 侯孝賢監督「珈琲時光」と「天ぷらいもや」
第三話 「カドカワフィルムストーリー Wの悲劇」と豊前うどん
第四話 昭和五十六年の「暮しの手帖」と「メナムのほとり」
第五話 伊丹十三『「お葬式」日記』『「マルサの女」日記』と「なかや」の鰻
最終話 「京都『木津川』のおひるご飯」と中華料理店のカレー
原田ひ香:
神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。他の著書に「三人屋」「ランチ酒」シリーズ、「東京ロンダリング」「母親ウエスタン」「一橋桐子(76)の犯罪日記」「口福のレシピ」「三千円の使いかた」「母親からの小包はなぜこんなにダサいのか」「古本食堂」「財布は踊る」「喫茶おじさん」「定食屋『雑』」他多数。
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