高橋源一郎の「DJヒロヒト」(新潮社:2024年2月25日発行)を読みました。
645ページもある、昭和史と文学史をリミックスした長編小説。
DJヒロヒト 目次
プロローグ 6・1と8・6
第一章 ヒロヒトの学校
第二章 震災と女たち
第三章 ぼくらは戦場に行った
第四章 戦争ミュージカル「南太平洋」
エピローグ DJ
ラジオから届く、あの時代のヴォイス
JRAK、こちらパラオ放送局……。中島敦、大久保康雄らが接点をもった熱帯生物研究所。そこに流れてくるラジオ番組は「オールナイト・パラオ!」。謎のDJのトークが昭和史と文学史と奇想を巧みにリミックスし、ヒロヒトと南方熊楠、森鷗外ら戦前・戦中期の文化人たちとの密かな絆を謳いあげる。6年ぶりの大長篇小説。
ヒロヒトは1901年に生まれ、
さまざまな人間と昭和を生きた。
この小説に登場するのは・・・
井上毅、井上靖、大岡昇平、小笠原長生、小田実、折口信夫、金子文子、狩野亨吉、北杜夫、古関裕而、小林勇、志賀直哉、アルベルト・ジャコメッティ、武田泰淳、立川賢、ウォルト・ディズニー、マレーネ・ディートリヒ、寺田寅彦、東郷平八郎、朝永振一郎、永井荷風、中島敦、中村眞一郎、夏目漱石、仁科芳雄、乃木希典、服部広太郎、林芙美子、福永武彦、ロベール・ブレッソン、古山高麗雄、堀田善衛、アンドレ・マルロー、南方熊楠、森鴎外、山形有朋、山川健次郎、湯川秀樹、ジャック・ラカン・・・。
高橋源一郎:
1951年生まれ。作家。明治学院大学名誉教授。横浜国立大学経済学部中退。88年「優雅で感傷的な日本野球」で三島由紀夫賞、2012年「さよならクリストファー・ロビン」で谷崎潤一郎賞受賞。著書に「ぼくらの民主主義なんだぜ」「ゆっくりおやすみ、樹の下で」「たのしい知識 ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代」「ぼくらの戦争なんだぜ」ほか多数。
「日本文学盛衰史」
2001年5月31日第1刷発行
著者:高橋源一郎
発行所:講談社
手持ちの本で、過去の読んだことがある。
「DJヒロヒは、著者の以前の作品、
「日本文学盛衰史」を踏襲している、という。
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二度結婚し、二度離婚した。
(ブログを始める前にはもっと読んでた)