映画誌「キネマ旬報」は、2023年公開のベストテンの第1位を、江戸の庶民を活写した阪本順二監督の時代劇「せかいのおきく」を選びました。
朝日新聞:2024年2月2日
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以下、過去に書いたものを載せておきます。
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下高井戸シネマで「せかいのおきく」を観てきました。
下肥買いは民家などの排泄物を集め、肥料として農家に届け、作物をこしらえる手助けをしていた職業です。彼らを通じ、江戸時代は布や紙や食べ物などをゴミにせず、再利用する“循環型社会”だったと示されます。
以下、KINENOTEによる。
解説:
阪本順治が、先進的な循環型社会を実現していた江戸時代を舞台に、オリジナル脚本で贈るモノクロ時代劇。江戸末期を舞台に、貧乏長屋で暮らす、声を失った武家育ちの娘おきくと、社会の最下層で人々の糞尿を売り買いして生きる青年・中次と矢亮の青春物語。出演は「映画 イチケイのカラス」の黒木華、「ホテルアイリス」の寛一郎、「シン・仮面ライダー」の池松壮亮。美術監督として活躍してきた原田満生が発起人となり、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携し、様々な時代の“良い日”に生きる人々の物語を映画で伝える“YOIHI PROJECT”の劇場映画第1弾。
あらすじ:
22歳のおきく(黒木華)は、武家育ちでありながら、今は貧乏長屋で父・源兵衛(佐藤浩市)と二人暮らし。毎朝、便所の肥やしを汲んで狭い路地を駆ける中次(寛一郎)のことをずっと知っている。ある時、喉を切られて声を失ったおきくは、それでも子どもたちに文字を教える決意をする。雪の降りそうな寒い朝。やっとの思いで中次の家にたどり着いたおきくは、身振り手振りで、精一杯に気持ちを伝えるのだった。江戸末期、おきくや長屋の住人たちは、貧しいながらも生き生きと日々の暮らしを営む。そんな彼らの糞尿を売り買いする中次と矢亮(池松壮亮)もまた、“臭い、汚い”と罵られながらも、いつか読み書きを覚えて世の中を変えてみたいと、希望を捨てずにいた。
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