「宮部みゆきがおすすめした本 2015-2019」(中公新書ラクレ:2023年11月10日発行)を読みました。
作家の好奇心を刺激した128冊!
「みゆき評」はあなたへの最高の道案内!
――橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
人気作家の好奇心を刺激した書籍の数々、ミステリー、海外ノンフィクションから、社会時評、歴史、。「読売新聞」日曜日掲載、読書面の大人気書評エッセイが、待望の書籍化。読書委員就任からの5年間に紹介した128冊を、著者初の新書で一挙公開!
本書は、宮部みゆきが毎週日曜日に読売新聞朝刊に掲載された書評欄「本よみうり堂」に書いた書評を集めたものです。
「本よみうり堂」で書評を担当するのは20数名の読書委員で、様々な分野の専門家の集まりです。どの委員がどんな本を取り上げるのか、検討・決定する会議は読書委員会といい、一ヶ月に2~3回開催されます。宮部は2015年に読書委員を引き受けて、現在も続けて任に就いています。
本書では宮部が書いた、2015年から2019年の5年間に書いた書評を集めたものです。(「はじめに」より)
私はこれという専門もなく、ただミステリーが大好きなだけで作家になった典型的な不ファンライターですので、読書委員としても、そのとき「面白そうだ」「この本をぜひ紹介したい!」と思ったものを片っ端から選んでいます。皆さんもどうぞ、どのページからでもかまいませんので、自由に読んでみてください。もしも本書が、皆さんと新たな本との出会いをつくるきっかけになれましたなら、何よりもうれしく思います。(「はじめに」より)
「おすすめした本」、読んだと言っても斜め読みです。
僕が読んだことのある本もありますが、初めて知った本の方が圧倒的に多い。
宮部みゆき:
1960年東京都生まれ。法律事務所に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。92年「龍は眠る」で日本推理作家協会賞長編部門、同年「本所深川ふしぎ草紙」で吉川英治文学新人賞、93年「火車」で山本周五郎賞、97年「蒲生邸事件」で日本SF大賞、99年「理由」で直木賞、2001年「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年「名もなき毒」で吉川英治文学賞、08年英語版「BRAVE STORY」でThe Batchelder Award、22年菊池寛賞を受賞。
過去の関連記事: