高橋源一郎の「一億三千万人ための『歎異抄』」(朝日新書:2023年11月30日第1刷発行)を読みました。
過去にこんな本も読みました。
今まで誰も読んだことがない
みずみずしい「ぼくたちのことば」になった『歎異抄』
それは親鸞の『君たちはどう生きるか』だった
戦乱と飢餓と天災の中世に生まれ、何百年も人びとを魅了しつづけてきた、日本でいちばん有名な宗教の本『歎異抄』が、再び巡って来た混沌の時代に、
まったく新しい、一億三千万人のための「今のことば」になって蘇る。
「他力本願」「悪人正機」「地獄こそ我がすみか」ってなんだ!
目次
「歎異抄」―高橋源一郎
「歎異抄」(もしくは『タンニショウ』、
もしくは『シンランのことば』)
はじめのことば
パート1
その一 アミダのお誓い
その二 ジゴクこそわたしにふさわしい場所
その三 悪人だからこそゴクラクに行けるんだ
その四 ジヒってなんだ
その五 いくらネンブツをとなえても誰も教えてくれない
その六 ネンブツはアミダからの贈りものだ
その七 ネンブツは自由だ
その八 ネンブツは「修行」でも「善行」でもない
その九 ぼくは告白した
パート2
その十 もしくは、ぼく自身のための序文
その十一 アミダのお誓いの不思議な力
その十二 信じても信じなくてもかまわない
その十三 「人を千人殺してみろ」と「あの方」は言った
その十四 みんなを救う、ひとりも捨てない
その十五 アミダの「ホンガン」という「船」に乗り、
ぼくらの「苦海」を渡り、
いつかジョウドの岸辺にたどり着く
その十六 ほんとうの「回心(エシン)」は生涯にただいちど
その十七 ジョウドのkstっすみに転生(テンショウ)したって大丈夫
その十八 寄進やお布施なんか必要ない
あとがき アミダが救うのは「おれ」ひとり
あとがきのあとがき
後に蓮如(レンニョ)によって書き加えられた注意書き
宗教ってなんだ(『歎異抄(タンニショウ)』を
「翻訳」しながら考えたこと)―高橋源一郎
ネンブツと文学
ただひとりのために
正しそうなものには気をつけろ
名前をよぶこと(あとがきに代えて)
親鸞の時代年表
「歎異抄」原文
高橋源一郎:
1951年生まれ。作家。明治学院大学名誉教授。横浜国立大学経済学部中退。88年「優雅で感傷的な日本野球」で三島由紀夫賞、2012年「さよならクリストファー・ロビン」で谷崎潤一郎賞受賞。著書に「ぼくらの民主主義なんだぜ」「ゆっくりおやすみ、樹の下で」「たのしい知識 ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代」「ぼくらの戦争なんだぜ」ほか多数。
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二度結婚し、二度離婚した。
(ブログを始める前にはもっと読んでた)