新宿バルト9で、辺見庸原作、石井裕也監督の「月」を観てきました。
問題作であることは言うまでもないが、それにしても暗い映画、もうちょっとなんとかならないものだったのではないでしょうか。
辺見庸の原作を読み始めていますが、原作と映画はだいぶ違うようです。
見どころ:
辺見庸の小説「月」を実写化したドラマ。重度障害者施設で働く元作家の女性が、同僚の男性が抱く正義感や使命感が思わぬ形で変容していく様子を目の当たりにする。メガホンを取るのは『アジアの天使』などの石井裕也。『湯を沸かすほどの熱い愛』などの宮沢りえ、『ビリーバーズ』などの磯村勇斗、『虹色の朝が来るまで』などの長井恵里のほか、高畑淳子、二階堂ふみ、オダギリジョーらが出演する。
あらすじ:
堂島洋子(宮沢りえ)は、作家として成功を収めていたがスランプに陥ったことを機に重度障害者施設で働き出す。陽子(二階堂ふみ)、さとくん(磯村勇斗)といった同僚と共に入所者たちの対応にあたる洋子は、自分と生年月日が一緒の入居者きーちゃんと親身になっていく。そんな中、ほかの職員による入所者への冷淡な扱いや暴力を知ったさとくんが、自身の抱く正義感や使命感を増幅させるあまりに、ある行動に走る。
「月」
角川文庫
著者:辺見庸
令和3年2月25日初版発行
発行:KADOKAWA
朝日新聞:2023年10月26日