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中村好文の小屋暮らし、2冊を紹介します!

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中村好文のフリーハンドで描くスケッチは定評があります。

ここでは小屋暮らしの2冊を紹介します。

 

食う寝る遊ぶ小屋暮らし

  2013年4月25日第1版第1刷発行

  2022年6月27日第1版第3刷発行

  著者:中村好文

  発行所:PHPエディターズ・グループ

人気住宅建築家・中村好文さんが作って、住んで、実感した、人が「暮らすこと」の原点。
長野県の御代田に建てた小屋で愉しみながらやってきた「線と管に繋がっていない住宅」の実験が、電気に限らず、「地球規模の問題に対してできること」というより、自分の「暮らしに密着した問題に対してできること」だったことに気づいた著者。小屋での暮らしは、不便と不自由と背中合わせですが、振り返ってみると、その不便と不自由を生活の知恵と創意工夫の精神で乗り切っていくところや、住まいで営まれる「食う、寝る」という基本的な生活行為を自分らしいやり方で愉快にしていくことに妙味があったとも言います。
――不便も愉しい小屋暮らしから、よき住まいのヒントが浮かび上がります。

 

 

 

 

線と管をつながない 好文×全作の小屋づくり

  2022年7月4日第1版第1刷発行

  著者:中村好文、吉田全作

  発行所:PHPエディターズ・グループ

人気建築家・中村好文が吉田牧場の主・吉田全作の依頼に応え、力を合わせて作りあげたのは、線にも管にもつながらない、エネルギー自給自足が持続可能な小屋だった。
本書では、その全貌と詳細を一挙公開。
太陽光発電のシステム、雨水を濾過して飲料水にする仕組み、太陽熱温水器で雨水を温めて風呂に入る方法、ガスを使わずに調理する七厘レンジやキッチンストーヴ、食器を洗った排水を傾斜土槽とバイオ・ジオ・フィルターを通して、微生物によってキレイにしてからビオトープに流す仕組み、匂いもなく快適なコンポストトイレなどなど。現代のテクノロジーを駆使してエネルギーを作り、循環させる小屋づくりを紹介します。これなら、住み続けられます。地震や豪雨などによる災害の多い日本に暮らす多くの人のヒントになる本です。

 

 

 

 

中村好文:

1948年千葉県生まれ。建築家。72年武蔵野美術大学建築学科卒業。宍道建築設計事務所勤務の後、都立品川商業訓練校木工科で学ぶ。76年から80年まで吉村順三設計事務所に勤務。81年レミングハウスを設立。87年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。93年「諸職の技術を生かした住宅」で吉田五十八賞特別賞を受賞。2014年~多摩美術大学環境デザイン学科客員教授。

主な著作は「住宅巡礼」「住宅読本」(以上、新潮社)、「普通の住宅、普通の別荘」(TOTO出版)、「百戦錬磨の台所vol,1,vol,2」(学芸出版社)、「食う寝る遊ぶ 小屋暮らし」(PHP)エディターズ・グループがある。

 

吉田全作:

牛師、フェルミエ(チーズ農家)。1955年岡山県生まれ。79年北海道大学農学部畜産学科卒業後、5年間のサラリーマン生活を経て、84年に岡山県・吉備高原にて酪農業を開業。88年、念願のチーズ作りを始める。94年、ホルスタイン種からブラウンスイス種に変更。以来、土地に根ざし牛を放牧し、餌や牧草にこだわり、おいしい乳を搾り、家族のみで手作りチーズを生産し続ける。その誠実で妥協のない味わいで全国にファンが多い。主な著書に「吉田牧場 牛と大地とチーズとの25年」「チーズのちから」(以上、ワニブックス)がある。

 

過去の関連記事:

TOTOギャラリー・間で「中村好文展 小屋のおいでよ!」を観た!

吉村順三・中村好文の「吉村順三・住宅作法」再読!

 


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