今泉力哉監督の「アンダーカレント」を観てきました。
それぞれの“心の底流”(=アンダーカレント)が交じりあった先に訪れるものとは……。う~ん、たんたんと流れる時間、なかなか難しい映画でした。
真木よう子も、井浦新もよかったですが、胡散臭い探偵役のリリー・フランキー、なかなかいい味出していました。
以下、KINENOTEによる。
解説:
豊田徹也の同名コミックを今泉力哉が映画化したヒューマンドラマ。家業の銭湯を継いだかなえの夫・悟が突然失踪。その前に謎の男・堀が現れ、住み込みで働き始める。堀と不思議な共同生活を送る中、かなえは探偵の山崎と共に悟の行方を捜し始めるが……。出演は「ある男」の真木よう子、「福田村事件」の井浦新、「怪物」の永山瑛太、「ちひろさん」のリリー・フランキー。
あらすじ:
家業の銭湯を継いだかなえ(真木よう子)の順風満帆な日常は、夫の悟(永山瑛太)の失踪と共に突然、終わりを告げる。途方に暮れながらも、一時休業していた銭湯を再開するかなえ。数日後、銭湯組合から紹介されたという謎めいた男・堀(井浦新)が、“働きたい”とやって来る。その日から、住み込みで働くことになった堀とかなえの不思議な共同生活が始まる。並行して、友人の菅野(江口のり子)から紹介された胡散臭い探偵・山崎(リリー・フランキー)とともに、期間限定で悟の行方を捜し始めるかなえ。その目の前に、悟に関する知られざる事実が次々と明らかになっていく。それでも、堀と共に過ごす心地よい時間の中、徐々に穏やかな日常を取り戻していくかなえ。ところが、あることをきっかけに、悟、堀、そして、かなえ自身も閉ざしていた心の奥底に沈めていた想いが、徐々に浮かび上がってくる。それぞれの“心の底流”(=アンダーカレント)が交じりあった先に訪れるものとは……。
朝日新聞:2023年10月7日
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