江國香織の「シェニール織とか黄肉のメロンとか」(角川春樹事務所:2023年9月18日第1刷発行)を読みました。
江國香織の作品は、ほぼ10年ぶりに読みました。どうしてこんなにもあいだが開いたのか、わかりません。10年前まではそこそこ読んでいたのに?
物語はやはり歳相応、というか・・・。
かつての「三人娘」が織りなす
幸福な食卓と友情と人生に乾杯!
作家の民子、自由人の理枝、主婦の早希。
そして彼女たちをとりまく人々の楽しく切実な日常を
濃やかに描く、愛おしさに満ち満ちた物語。
江國香織〝心が躍る〟熱望の長編小説。
「会わずにいるあいだ、それぞれ全然べつな生活を送っているのに――。
会うとたちまち昔の空気に戻る」――
作家の民子は、母の薫と静かなふたり暮らし。
そこに、大学からの友人・理枝が、イギリスでの仕事を辞めて帰国し、家が見つかるまで居候させてほしいとやってきた。
民子と理枝と早希(夫とふたりの息子がいる主婦)は、学生時代「三人娘」と呼ばれていた大の仲良し。
早速、三人で西麻布のビストロで、再会を祝しておいしい料理とワインを堪能しながら、おしゃべりに花が咲いて・・・・・・
江國香織:
東京生まれ。1987年「草之丞の話」で童話大賞、92年「きらきらひかる」で紫式部文学賞、2002年「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」で山本周五郎賞、04年「号泣する準備はできていた」で直木賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。他の著書に「ウエハースの椅子」「なかなか暮れない夏の夕暮れ」「ひとりでカラカサさしてゆく」など多数。
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