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ブレイディみかこの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んだ!

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ブレイディみかこの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(新潮社:2019年6月20日発行、2020年3月25日16刷)読みました。

 

大人の凝り固まった常識を、

子どもたちは軽く飛び越えていく。
世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、
落涙必至の等身大ノンフィクション。


優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜの
イカした「元・底辺中学校」だった。
ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。
人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。
時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。
世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と
パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。


連載中から熱狂的な感想が飛び交った、

私的で普遍的な「親子の成長物語」。

 

小川洋子さん まさに今の状況を言い当てている。困難の中でも知恵を絞れば生きていけるのだ。(TOKYO FM「パナソニックメロディアスライブラリー」より)
イモトアヤコさん 登場人物のみんなに会って話したくなりました。
仲野太賀さん 心ない言葉に溢れた現代に、この本に出会えて本当によかった。
西加奈子さん 隣に座って、肩を叩いて、「一緒に考えない」?そう言ってくれました。絶対に忘れたくない、大切な友達みたいな本です。
中川李枝子さん 子どもの感覚に、母ちゃんとともに脱帽。先生方にも、ぜひ読んでほしい。
三浦しをんさん これは「異国に暮らすひとたちの話」ではなく、「私たち一人一人の話」だ。
高橋源一郎さん 思わず考えこむ。あるいは、胸をうたれる。そして、最後に、自分たちの子どもや社会について考えざるをえなくなる。

 

目次
はじめに
1 元底辺中学校への道
2 「glee/グリー」みたいな新学期
3 バッドでラップなクリスマス
4 スクール・ポリティクス
5 誰かの靴を履いてみること
6 プールサイドのあちら側とこちら側
7 ユニフォーム・ブギ
8 クールなのかジャパン
9 地雷だらけの多様性ワールド
10 母ちゃんの国にて
11 未来は君らの手の中
12 フォスター・チルドレンズ・ストーリー
13 いじめと皆勤賞のはざま
14 アイデンティティ熱のゆくえ
15 存在の耐えられない格差
16 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン

 

ブレイディ・ミカコ:

ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。1996年から英国ブライトン在住。2017年、『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で新潮ドキュメント賞を受賞。2019年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞、Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞などを受賞。他に、『ワイルドサイドをほっつき歩け――ハマータウンのおっさんたち』(筑摩書房)、『THIS IS JAPAN―英国保育士が見た日本―』(新潮文庫)、『女たちのテロル』(岩波書店)、『女たちのポリティクス――台頭する世界の女性政治家たち』(幻冬舎新書)、『他者の靴を履く――アナーキック・エンパシーのすすめ』(文藝春秋)など著書多数。

 

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