国立近現代建築資料館で「日本の近現代建築家たち」を観てきました。
文化庁国立近現代建築資料館[NAMA]10年記念アーカイブス特別展、と銘打っています。
文化庁国立近現代建築資料館(National Archives of Modern Architectur[略称NAMA] ) は、平成24(2012)年11月に設置が決定され、平成25(2013)年5月に開館して、設立10周年を迎えました。日本の近現代建築は世界的にも評価が高く、それらの資料の一部は有名海外美術館等でのコレクションにもなっています。こうした日本の新たな建築文化を国内で守り、アーカイブスとして発展させてゆくため当資料館は設立されました。この10年でコレクション(所蔵資料群)は30を超え、手書き図面を中心とした建築資料の収蔵は、20万点を超えました。資料の内容は、図面をはじめ、スケッチ、関連資料、アルバム等、多岐に渡りコレクション毎に内容は異なります。多様な資料を通し、近現近現代建築家達の軌跡を見ることができます。
この10年の活動を紹介しながら、NAMAの建築家アーカイブスより、日本の近現代を創り上げてきた12名の建築家たちに関するコレクションを、2部に分けて紹介します。
建築家たちとは、下記の通りです。
吉田鉄郎、岸田日出刀、坂倉準三、前川國男、丹下健三、吉阪隆正、大高正人、高橋靗一、大谷幸夫、菊竹清訓、原広司、安藤忠雄。
第1部は覚醒と出発、第2部は飛躍と挑戦、です。
今回は、第1部覚醒と出発、です。