アマンダ・ゴーマンの「わたしたちの登る丘」(文春文庫:2022年5月10日第1刷)を読みました。
大統領就任式で朗読された感動の詩が
待望の日本語訳
全世界を癒し、勇気づけた詩が待望の邦訳化! 米・バイデン大統領就任式で、22歳の桂冠詩人によって朗読されたその詩は、分断を乗り越え、団結することを呼びかけ、単行本は全米100万部を記録した。その力強い言葉は困難に立ち向かう多くの人の背中を押す。訳者による詳細な解説と英文原詩も全文掲載。解説対談・柴崎友香
柴崎友香さん驚愕!
「言葉でこういうことができるのか」これはすごい! と驚嘆しました。
本当に魔法だな、と。新しい言葉を作り出したわけではないのに、
言葉の並び方を変えたことによって、こういう魔法が生じる。
これが詩の力ですね。
(「解説対談」より)
目次
わたしたちの登る丘
アマンダ・ゴーマンへの賛辞
解説対談 柴崎友香×鴻巣友季子
「魔法のごときその言葉を」
訳者解説
原詩 THE HILL WE CLIMB
著者紹介
アマンダ・ゴーマン:
詩人。2021年、バイデン大統領就任式で22歳にして本作品を朗読。就任式で朗読した史上6人目かつ最年少の詩人となり、本作の単行本は全米100万部を記録した。環境問題、人権問題、ジェンダー問題に関して積極的に発言するアクティビストでもある、ジェネレーションZを代表する存在。他の著書に絵本「Change Sings」、詩集「Call Us What We Carry」(小社より邦訳刊行予定)がある。ハーヴァード大学卒業、ロサンゼルス在住。
訳者紹介
鴻巣友季子:
翻訳家、文芸評論家。著書に「翻訳教室」(ちくま文庫)、「謎とき『風と共に去りぬ』」(新潮選書)など、訳書にM・アトウッド「誓願」、「昏き目の暗殺者」、J・M・クッツエー「イエスの学校時代」、「イエスの幼子時代」、「恥辱」(全て早川書房およびハヤカワepi文庫)など多数。