出光美術館で「江戸の華 第2部 京都画壇と江戸琳派」を観てきました。
第1部の「若冲と江戸絵画」に続く「第2部」にあたります。
第1部はこちら。
出光美術館で「江戸絵画の華 若冲と江戸絵画」を観てきました。
抱一から、江戸琳派の画家たちが辿れる
江戸琳派の巨匠・酒井抱一。抱一の「十二か月花鳥図」は十二幅の対で構成されたもの。当館は、これと同じ画題・同じ形式で制作された「十二か月花鳥図貼付屏風」を所蔵しています。今後、両者を見比べながら抱一画の特質と魅力が探れる贅沢な楽しみができました。また「三十六歌仙図色紙貼交屏風」は、三十六歌仙各々の像と詠歌とが小さな色紙に描かれ、四季の草花図屏風へと散らし置かれたものです。若の世界がより身近に感じられる一方、より一段と優雅に仕上げられた画面は、江戸琳派ならではの機知に富んだ趣向と言えます。
ほかにも基一、守一、道一といった、江戸琳派の系譜を飾る画家たちが加わって系譜を辿れるコレクションへと成長しました。
展覧会の構成は、以下の通りです。
第一章 生きものの楽園―ようこそ、プライス・コレクションの世界へ
第二章 伊藤若冲の墨戯―絵筆による冒険
第三章 浮世と物語―躍動をかたちに
第四章 清遠な自然へ―丸山応挙とその周辺
第五章 京中、皆一手―丸山派の画家たち
第六章 粋の系譜―酒井抱一と鈴木基一、さらにその先へ
ここでは第六章をその2として、以下に載せます。
第六章 粋の系譜―酒井抱一と鈴木基一、さらにその先へ
「江戸絵画の華」
令和5年1月7日発行
編集・発行:公益財団法人出光美術館
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