出光美術館で「江戸絵画の華 京都画壇と江戸琳派」を観てきました。
第1部の「若冲と江戸絵画」に続く「第2部」にあたります。
第2部 京都画壇と江戸琳派
丸山応挙とその門弟たちによる作品は、江戸絵画史を語る上で不可欠です。今回、丸山応挙「懸崖飛泉図屏風」、「赤壁図」、「虎図」ほかと、応挙の流れをくむ画家たちの清雅な作品が、本展の会場で心地よき風を吹き交します。たとえば応挙門弟の源琦が描いた「雪松図屏風」は、国宝「雪松図屏風」(三井記念美術館)の見事な模写作品。されど応挙の知的な画趣とはどこか異なって見えます。水墨の穏やかな筆致と大らかな金彩が調和する画面には、柔らかな光がさして見えます。
過去に、第一章から第三章までを、以下に載せました
展覧会の構成は、以下の通りです。
第一章 生きものの楽園―ようこそ、プライス・コレクションの世界へ
第二章 伊藤若冲の墨戯―絵筆による冒険
第三章 浮世と物語―躍動をかたちに
第四章 清遠な自然へ―丸山応挙とその周辺
第五章 京中、皆一手―丸山派の画家たち
第六章 粋の系譜―酒井抱一と鈴木基一、さらにその先へ
ここでは第四章と第五章をその1として、以下に載せます。
第四章 清遠な自然へ―丸山応挙とその周辺
第五章 京中、皆一手―丸山派の画家たち
第六章はその2へ
「江戸絵画の華」
令和5年1月7日発行
編集・発行:公益大段法人出光美術館
- 「出光美術館」ホームページ
- 出光美術館 (idemitsu-museum.or.jp)
- 2022年9月27日
- 「国際ビル・帝劇ビル共同建替計画」
- については、こちらをご参照ください。
- 【出光美術館】
- 当館は、出光興産の創業者である出光佐三が創設し、1966 年に開館した東洋古美術の優品ほかを展 示する美術館です。約1万件の所蔵品(国宝 2 件、重要文化財 57 件を含む)を保有する国内屈指の私 立美術館として知られてきました。今回の再整備にあたっては、開館以来、ご来館いただいた皆様と ともに培った当館らしさは継承しつつも、心潤う都会のオアシスへと、新たな進化を目指します。芸 術・文化を取り巻く社会動向が大きな転換期を迎えている今。未来の変化にもしなやかに応じる事の できる美術館として、関係各位とも協力しながら本計画に取り組んで参る所存です。
- 過去の関連記事:
- 出光美術館で「惹かれあう美と創造」を観た!
- 出光美術館で「仙厓展」を観た!
- 出光美術館で「生誕150年 板谷波山」を観た!その2
>出光美術館で「岩佐又兵衛と源氏絵―〈古典〉への挑戦」を観た!
出光美術館で「勝川春章と肉筆美人画―<みやび>の女性像―」を観た!
出光美術館で「東洋の美―中国・朝鮮・東南アジアの名品―」展を観た!
出光美術館で「没後50年 小杉放菴<東洋>への愛」展を観た!
出光美術館で「琳派芸術 第2部 転生する美の世界」展を観た!
出光美術館で「麗しのうつわ―日本やきもの名品選―」展を観た!
出光美術館で「ユートピア 描かれし夢と楽園」展(前期)を観た!
出光美術館で「水墨画の輝き―雪舟・等泊から鉄齋まで」展を観た!
出光美術館で「小杉放菴と大観 響きあう技とこころ」展を観た!