ジャ・ジャンク―監督の名作「長江哀歌」、テレビでまたまた放映していたので、ビデオに撮って、しっかり観直しました。いや~、何回観ても素晴らしい映画でした。
「長江哀歌」は、「煙草」「酒」「茶」「飴」という嗜好品で章立てられていました。それらは中国という地で生きる人々にとって、人と人のコミュニケーションに欠かせない大切な品のようです。
「長江哀歌」は、過去にブログに書いているんですが、時間が経ったので、再び記事を作ってみました。
テレビの放映は、
シネマ「長江哀歌」
2022年12月8日(木) 1:00PM(1H53M) NHKBSプレミアム
以下、KINENOTEによる。
解説:
ダム建設によって水没していく古都を舞台に、市井の人々の懸命に生きる姿を描く。監督は「世界」のジャ・ジャンクー。出演は「世界」のシェン・ホンとハン・サンミン、「小さな中国のお針子」のワン・ホンウェイほか。2006年ベネチア国際映画祭金獅子賞グランプリ受賞。
あらすじ:
長江・三峡。船を下りた男は、16年前に別れた妻子を探しに、山西省からやってきた炭鉱夫サンミン(ハン・サンミン)。昔、妻(マー・リーチェン)が住んでいた場所に連れてきてもらうが、すでにそこは三峡ダム建設で水の底に沈んでいた。サンミンは、しばらく三峡の街・奉節(フォンジェ)に腰を落ち着け、妻子を探すことに決める。宿の主人が、妻の兄の居場所を教えてくれた。サンミンは義兄を訪ねる。義兄は、サンミンの妻ヤオメイはもっと南の街で船に乗って仕事をしているという。翌日からサンミンは、住民が移住した建物の解体作業に精を出す。サンミンが眺める峡谷を、同じく眺めている女がいる。彼女の名はシェン・ホン(チャオ・タオ)。三峡の工場に働きに出て2年間音信不通の夫グォ・ビン(リー・チュウビン)を探しに山西省からやってきた。シェン・ホンは、夫の友人トンミン(ワン・ホンウェイ)を訪ねる。トンミンは夫の今の職場である住民撤去管理部に案内してくれたが、夫は留守だった。住民立ち退きを違法にやっているらしい若い衆が、グォさんは独身だが経営者のディン女史と怪しい仲だと言う。その夜2人は、夫が経営する社交ダンス場へ出かける。昔、夫はダンスなんかしなかったのに、とシェン・ホンが呟く。翌日、シェン・ホンはようやく奉節に戻って来た夫に会う。好きな人ができ、明日その人と上海行きの船に乗る、別れよう、と彼女は嘘をつく。翌日、シェン・ホンは一人で客船に乗る。一方、サンミンはグォ・ビンのもとで働くマーク(チョウ・リン)と意気投合し食事をする約束をするが、彼は現れない。マークは解体現場で死亡していた。サンミンは義兄からヤオメイが戻ったとの連絡を受ける。彼女は兄の借金のかたにとられていた。彼女を囲っている男は、ヤオメイを連れて帰るなら彼女の兄に貸した3万元を返せという。サンミンは金をつくるために、山西省に帰り炭鉱の仕事をすることを決心する。
なぜか「ロケット・ビル」が飛び立つ?
テレビの画像から
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