山種美術館で「上村松園・松篁―美人画と花鳥画の世界―」を観た！

「上村松園・松篁一美人画と花鳥画の世界一」チラシ

「上村松園・松篁一美人画と花鳥画の世界一」案内板

山種美術館で「上村松園・松篁―美人画と花鳥画の世界―」を観てきました。

本展の見どころ

１．山種コレクションの上村松園・松篁作品を一挙公開！

荘園の代表作「砧」「牡丹雪をはじめとする全18点、ならびに松篁の一品「白孔雀」を含む全9点が一堂に会す展示は、今回が初めてです。ぜひこの機会にご堪能ください。

２．荘園、松篁、淳之の上村家三代の作品を東京で見られる特別展！

京都で活躍した荘園、松篁、そして今も京都画壇をけん引する淳之の作品を、一度に東京で観られる貴重な機会です。

３．珠玉の美人画、花鳥画の優品をご紹介！

「西の松園、東の清方」と称された鏑木清方やその弟子・伊東深水、松篁と同時代に活躍した橋本明治らによる優品の数々もあわせてご紹介します。

第1章　上村松園と美人画

今回のトップはこれ！

上村松園「春のよそをひ」1936（昭和11）年頃

左：上村松園「夕照」大正時代右：上村松園「桜可里」1927-1929（昭和元-4）年頃

上村松園「杜鵑を聴く」1948（昭和23）年

鏑木清方「伽羅」1936（昭和11）年

小倉遊亀「舞う（芸者）」1972(昭和)47年

小倉遊亀「舞う（舞妓）」1971(昭和46）年

伊東深水「吉野太夫」1966(昭和)41年

片岡球子「むすめ」1974（昭和49）年

青山亘幹「舞妓四題のうち『正月』『11月』」1985（昭和60）年

第2章　上村松篁と花鳥画

山口華楊「木精」1976（昭和51）年

上村松篁「日本の花・日本の鳥」1970（昭和45）年

上村松篁「白孔雀」1973（昭和48）年

上村松篁「竹雪」1977（昭和52）年

上村松篁「春鳩」1980(昭和)55年

開館55周年記念特別展　上村松園・松篁

―美人画と花鳥画の世界丗―

一年間を通じて開催してきた山種美術館開館55周年記念の最後を飾る展覧会として、当館と縁の深い日本画家・上村松園と（1875-1949）、その長男で生誕120年を迎える上村松篁に焦点を当てた特別展を開催します。

美人画の名手として知られる女性画家・上村松園は、生涯にわたり気品あふれる女性像を描きました。江戸や明治の風俗、和漢の古典に取材した美人画を描いて京都画壇で活躍し、1948年には女性として初めて文化勲章を受章しています。当館創立者の山崎種二が、松園と親しく交流しながら蒐集した計18点の作品は、代表作「砧」「牡丹雪」を含む屈指の松園コレクションとして知られています。

また、松園の長男・上村松篁は、花鳥画を得意としました。官展を中心に出品を重ねたのち、1948年には創造美術（現・創画会）を結成し活躍します。写実を基礎とする洗練された格調高い花鳥を描き続け、京都画壇を牽引しました。

本展では、当館が所蔵する松園の美人画と松篁の花鳥画、さらには、松篁の長男である上村淳之の作品のほか、同時代の画家による優品の数々を展示します。美人画と花鳥画が織りなす華やかで優美な世界をご堪能いただければ幸いです。

山種美術館ホームページ

日本画の専門美術館　山種美術館（Yamatane Museum of Art） (yamatane-museum.jp)

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