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世田谷美術館で「それぞれのふたり 大沢昌助と建畠覚造」を観た!

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「大沢昌助と建畠覚造」チラシ
上:大沢昌助「類推(青)」1981年
下:建畠覚造「杜・対話6」1999年

 

「それぞれのふたり 大沢昌助と建畠覚造」案内板
同時開催「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス」案内板
 
世田谷美術館で「それぞれのふたり  大沢昌助と建畠覚造」を観てきました。
 
2021年9月11日(土)~11月21日(日)
世田谷美術館2階展示室
 

「それぞれのふたり  大沢昌助と建畠覚造」

洋画家・大沢昌助 (1903–1997)と彫刻家・建畠覚造 (1919–2006)。分野は違いますが、ともに写実的な具象から出発し、新しい表現を求め抽象へと展開した作家です。さらに、両者とも晩年まで果敢に新しい表現に挑み続けた、千変万化の人でもありました。また、東京美術学校教授である芸術家を父に持ち、多摩美術大学で教鞭を執ったという共通点もあり、ジャンルや年齢を超えて互いに敬愛しあう間柄でした。ふたりの作品は理知的かつユーモアにあふれ、どこか相通じる雰囲気も感じさせます。

本展では当館の収蔵品から、主に1980年代以降の作品を中心にご紹介します。絵画と彫刻において、戦後日本の抽象表現をリードしてきたふたりの創造の軌跡をご覧ください。

 

大沢昌助の作品

 

「黄色の構図」1992年

 

「呪文1」1988年

 

「不詳(絶筆・未完)」1997年

 

「レダ」1985年

 

建畠覚造の作品

 

「展開」1960年

 

「WAVING FIGURE 11」1984年

 

「WAVING WALL 1(大)」1990年

 

「BALOON 6」1997年

 

大沢昌助:

1903年9月24日、建築家・大沢三之助の次男として東京に生まれる。1928年、東京美術学校西洋画科を首席で卒業。在学中は藤島武二に師事。1929年、二科展に初入選。1945年、戦後の二科展再建に会員として参加。1952年、サロン・ド・メ(パリ)に招待出品。1954年より16年間、多摩美術大学で教鞭を執る。1991年、練馬区立美術館にて「変身と変貌大沢昌助展」開催。同年、新都庁舎都議会本会議場前ロビーの大理石壁画デザインを手がける。1995年、第4回中村彜賞受賞。1997年5月15日逝去。

 

建畠覚造:

1919年4月22日、彫刻家・建畠大夢の長男として東京に生まれる。1941年、第4回新文展にて特選受賞。同年、東京美術学校彫刻家を首席で卒業。1950年、行動美術協会の彫刻部設立に参画。1953年から1955年まで渡欧。1959年より14年間、多摩美術大学で教鞭を執る。1967年、第10回高村光太郎生受賞。1981年、第12回中原悌二郎賞受賞。1982年、和歌山県立近代美術館にて「建畠覚造展」開催。1983年、ヘンリー・ムア大賞展特別優秀賞受賞。1990年、芸術選奨文部大臣賞受賞。2005年、文化功労者顕彰。2006年2月16日逝去。

 

「世田谷美術館」ホームページ

世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM

 

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