国立近現代建築資料館で「丹下健三 1938-1970 戦前からオリンピック・万博まで」を観てきました。観に行ったのは9月8日のことでした。
「丹下健三 1938-1970 戦前からオリンピック・万博まで」
この度、文化庁国立近現代建築資料館では「丹下健三 1938-1970 戦前からオリンピック・万博まで」を開催いたします。
東京でオリンピック、パラリンピックが開催される2021年。振り返れば1964年の東京オリンピック、そして1970年日本万国博物館(大阪万博)が開催され、その双方で主導的な役割を果たしたのが建築家・丹下健三でした。文化庁国立近現代建築資料館では、2014~2016年の3年間にわたる建築家・丹下健三に関する建築資料の所在調査を活かし、丹下の卒業設計から東京オリンピック、大阪万博に至る足跡を辿る展覧会を企画いたしました。本展では広島平和記念公園及び記念館や国立代々木競技場などのナショナルプロジェクトや、これまで紹介されてこなかった自邸の増築案、構造資料といった建築資料を交えて丹下健三の前半生を回顧・検証します。
展覧会の構成は、以下の通りです。
Section1 戦争と平和
Section2 近代と伝統
Section3 戦後民主主義と庁舎建築
Section4 大空間への挑戦
Section5 高度経済成長と情報化社会への応答
Section6 五つのキーワードの統合
以下、図録より
「広島平和記念公園及び記念館」配置図
「広島平和記念館」
「広島平和記念館」立面図 1950年11月
「成城の自邸」断面図、平面図(1953年、竣工時)
上左:丹下自邸
上右:広島平和記念資料館
下:桂(撮影:石元泰博)
「東京計画 1960」
「香川県庁舎」断面図 1955年6月10日
「香川県庁舎」夜景(撮影:石元泰博)
「東京カトデラル聖マリア大聖堂」配置図 1963年6月15日
「東京カトデラル聖マリア大聖堂」断面図 1963年6月15日
外観、内観 2017年(撮影:豊川斎赫
「国立代々木競技場」配置図 1962年10月15日
「国立代々木競技場」1階平面図 1962年10月15日
「国立代々木競技場」立面図 1962年10月15日
「国立代々木競技場」第一体育館屋根
「国立代々木競技場」模型を観る丹下健三
「丹下健三 1938-1970」
―戦前からオリンピック、万博まで―
図録
2021年7月21日発行
発行・監修:文化庁
編集:文化庁国立近現代建築資料館
*申し出れば無料でもらえる
朝日新聞:2021年9月21日
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