朝日新聞の、小野正嗣担当の「文芸時評」が、残念ながら今回で最終回となりました。毎回小野の時評を読んで、感銘し感動のあまり、次々と新規に本を購入しました。
最終回の今回は、満を持して、カズオ・イシグロの特集でした。最新刊の「クララとお日さま」が出たばかりで、話題を振りまいていました。
NHK日曜美術館がらみですが、録画してあったものがありました。
それはカズオ・イシグロの「浮世の画家」を題材にしたもので、渡辺謙主演の8Kドラマ。そのドラマに先立ち3人の現代作家たちに依頼した絵画が物語を引っ張ります。3人の画家とは、宮崎優さん、近藤智美さん、福井欧夏さん。なかでも近藤智美さんの絵が物語を引っ張り方向づけます。
NHK日曜美術館
「浮世の画家を描く カズオ・イシグロの小説に挑む現代作家」
3月17日(日) 9:00AM(0H44M) NHKEテレ」
小野正嗣が全体の案内役で、ロンドンまで行って、カズオ・イシグロにインタビューをしていました。ここでは深く言う余裕はありませんが、イシグロからかなり重要なコメントを引き出していました。
小野正嗣は、皆様ご存じの、NHKの「日曜美術館」の司会者でもあります。
「100分de名著」では、フランツ・ファノンの「黒い皮膚・白い仮面」を詳細にわたって解説していました。さすがはフランス文学研究者でした。
100分de名著 フランツ・ファノン「黒い皮膚・白い仮面」!
朝日新聞:2021年3月31日
カズオ・イシグロの最新刊「クララとお日さま」
そして、映画化された「日の名残り」のチラシ。
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カズオ・イシグロの「私を離さないで」を読んだ!
カズオ・イシグロの「日の名残り」を読んだ!
カズオ・イシグロの映画化された作品:
ジェームズ・アイヴォリー監督の「日の名残り」を(再び)観た!
朝日新聞:2021年4月3日