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Channel: とんとん・にっき
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アレクサンダー・ペイン監督の「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」を観た!

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アレクサンダー・ペイン監督の「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」を、フランス旅行へ行く往路、ANA機内で観ました。


ある日、デイビッド(ウィル・フォーテ)は警察から連絡を受けて、疎遠になっていた父・ウディ(ブルース・ダーン)を迎えに行きます。ウディはモンタナの高速道路を歩いていたところを保護されたのです。デイビッドが「どこへ行くつもりだったのか」と聞くと、ウディは「100万ドルが当たったので、賞金を受け取りにネブラスカまで歩いて行くつもりだった」と言う。デイビッドは、その手紙が古い手口のインチキだと説明しますが、ウディは聞き入れようとしません。モンタナからネブラスカまでは1500km、とても老人が歩いて行ける距離ではありません。


デイビッドは、インチキだと分かっていながら父の望みを叶えるべく、ウディを車に乗せて、ネブラスカへと旅立ちます。途中で立ち寄った父の故郷では、知り合いや親戚が大金が当たったことを知っており、集まってはドンチャン騒ぎをしています。彼らは、昔お金を貸しただの、なんだかんだ言ってはおこぼれにありつこうとします。やっとネブラスカに着き、手紙の送り主の事務所へ行くと、当然のことながらその手紙の内容は無効だと言われてしまいます。渋々納得するウディ。酒を酌み交わす父と息子。


面白いのはウディの奥さん、デイビッドにとっては母親ですが、行く先々で若い頃私のパンツに手を突っ込んだヤツだとか、はてはお墓にまたがって死んじゃって触れないだろうとか、ハチャメチャな大騒ぎします。お婆さん役のこの女優さん、60歳で映画デビューし、現在84歳だというから、さすがはアメリカ、すごい女優です。監督のアレクサンダー・ペインは、ネブラスカの出身です。日本映画へのオマージュとして、この作品も白黒作品です。特に「東京物語」の小津安二郎の影響を受けているそうです。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。


チェック:『ファミリー・ツリー』などのアレクサンダー・ペインがメガホンを取り、頑固な父と息子が旅を通して家族の絆を取り戻す様子を描くロードムービー。大金が当選したという通知を信じる父とそれを怪しむ息子が、モンタナからネブラスカまで車で旅する途中に立ち寄った父の故郷で、父の意外な真実に遭遇しながらつながりを深めていく様子を映し出す。父と息子の役には、『帰郷』などのブルース・ダーンと『最凶家族計画』などのウィル・フォーテ。不器用だけれど憎めないキャラクターや、本作でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞したブルースの演技に魅了される。

ストーリー:100万ドルが当たったという通知を受け取ったウディ(ブルース・ダーン)。それはどう見てもインチキだったが、徒歩でもモンタナからネブラスカまで金を受け取ろうとするウディに息子のデイビッド(ウィル・フォーテ)が付き添うことに。こうして始まった父と息子の4州をまたぐ車での旅。途中、立ち寄った父の故郷で、デイビッドは父の意外な過去を知ることになる。


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「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」公式サイト



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