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Channel: とんとん・にっき
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ミシェル・アザナヴィシウス監督の「アーティスト」を観た!

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あなたはなにを基準に映画を選んで観ているのか?そのような問いに対して、アカデミー賞を取るような映画は観ない、と答えていました。ミシェル・アザナヴィシウス監督の「アーティスト」は、なんと第84回アカデミー賞、作品賞、主演男優賞、監督賞、衣装デザイン賞、作曲賞、5部門受賞作だという。それじゃあ絶対に観るわけにはいきません。また、ハリウッドの映画とも答えたりもしました。つまりは大ヒットするような映画は、なるべく観ないようにしてきました。


ということで、つい先日まで観なかったわけですが、ある人から「良い映画だよ」と言われたものですから、ついついTUTAYA で借りてきて、観てしまったわけです。“信念”はないのかい、と言われそうですが。そのときにもう一本、「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」も推薦されましたが、それは別項にて書きますが・・・。


「アーティスト」、2011年、フランスで制作されたものです。日本公開は2012年4月です。それから2年も経ってしまいました。モノクロ映像で、サイレント作品。もうこれだけでレトロ調をねらった作品かと思いきや、意外や意外、けっこう現代的な作品に仕上がっています。物語は1927年、サイレントとトーキー映画のギリギリの時代の分かれ目です。かたやサイレント時代、人気絶頂の大スターだが、サイレントにこだわりいまや落ち目、人々から忘れ去られていきます。


こなたトーキー新時代、駆け出しの大部屋女優ですが、なにをやっても上り坂です。二人の出会いはオーディション会場でのちょっとしたこと。こんな話は映画ではよくあるのですが、それを乗り越えて、良い意味での“普通”な作品になっています。ワンポイントの“つけぼくろ”も効果的です。当時のファッションも、もちろん音楽も良い。圧巻はなんと言っても二人で踊るタップダンスでしょう。最初と最後にこの見事なタップシーンが観られます。愛犬の活躍も見ものです。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。


チェック:サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤(かっとう)と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督がメガホンを取り、ヨーロッパのみならずアメリカの映画賞をも席巻。芸術家(アーティスト)であることに誇りをもち、時代の変化の波に乗れずに凋落(ちょうらく)してしまうスターを演じるのは、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のジャン・デュジャルダン。ほかに、ジョン・グッドマンなどのハリウッドの名脇役が出演。サイレントの傑作の数々へのオマージュが映画ファンの心をくすぐり、シンプルでロマンチックなラブストーリーも感動を誘う。

ストーリー:1927年のハリウッドで、サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、新作の舞台あいさつで新人女優ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。その後オーディションを経て、ジョージの何げないアドバイスをきっかけにヒロインを務めるほどになったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がる。一方ジョージは、かたくなにサイレントにこだわっていたが、自身の監督・主演作がヒットせず……。


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「アーティスト」公式サイト


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