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Channel: とんとん・にっき
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東京国立博物館で「博物館に初もうで」(その1)を観た!

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近年、お正月の恒例となっている東京国立博物館で「博物館に初もうで」を観てきました。

ここでは、東博で今回たくさん観たなかで「屏風」取り上げて、以下に載せておきます。なにしろ、国宝、重要文化財がゾロゾロ出てきました。


東京国立博物館 屏風編


国宝

長谷川等伯「松林図屏風」安土桃山時代・16世紀

草稿ともいわれるが,靄に包まれて見え隠れする松林のなにげない風情を,粗速の筆で大胆に描きながら,観る者にとって禅の境地とも,わびの境地とも受けとれる閑静で奥深い表現をなし得た。等伯(1539-1610)の画技には測り知れないものがある。彼が私淑した南宋時代の画僧牧谿の,自然に忠実たろうとする態度が,日本において反映された希有の例であり,近世水墨画の最高傑作とされる所以である。
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重要文化財

雪村周継「鷹山水図屏風」室町時代・16世紀

雪村は常陸(茨城県)の撫省、佐竹氏の一族だったが禅僧となり、関東・南東北を遍歴し、晩年は三春(福島県)に隠棲したという。鷹が今にも兎に飛びかかろうとする直前の一瞬が描かれた本図は、自然界の躍動を著す雪村画の特質がよく表れている。
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国宝

池大雅「楼閣山水図屏風」江戸時代・18世紀

岳陽楼(右)と酔翁亭(左)をとりまく中国の有名な景勝地を描く。大雅は、中国清時代に描かれた画帖の作品をもとにこの作品を描いた。原図よりも建物や人物を大きく描き、服に群青や朱など目を引く色を塗って、金箔の画面上で中国文人の生活を強調している。
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土佐光起「源氏物語図屏風(初音・若菜上)」江戸時代・17世紀

室町時代以来、宮廷の絵画制作の中心となった土佐派の系譜につながる光起の代表的作品。当時、衰徴していた土佐派に、光起は写生的な描法などの表現も取り入れて、新たな画風を作り出した。緑青で細かくあらわした御簾越しに室内を見るという趣向である。
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重要文化財

長谷川等伯「牧馬図屏風」安土桃山時代・16世紀
右に春、左に秋の景色を描き、山野に遊ぶ馬を調教する武人たちの姿を描く。当時、調馬図や厩図といった馬を主題とする作品が多く描かれたが、等伯のこの作品は松や柳といった花鳥画の要素を盛り込んだ景観の中に、さまざまな模様の馬を丹念に描写している。

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重要文化財

「厩図屏風」室町時代・16世紀

右左隻を連続した一画面として6頭の繋馬を描く。厩舎前には囲碁、将棋、双六に興じる人々、犬や猿を配す。屋外には右隻に松、藤、鷺、亀、左隻に桜、柳、蔓、鴛鴦が描かれる。駿馬を主題にしつつも、華やかで吉祥性の込められた画面となっている。
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柴田義董「鹿図屏風」江戸時代・19世紀

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「東京国立博物館」ホームページ


tou1 「東京国立博物館ニュース」

展示と催し物案内[第722号]

2013.12―2014.1







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